【読書ノート#45】実践型クリティカルシンキング(佐々木裕子)

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「佐々木裕子」さんの「実践型クリティカルシンキング」を読んだ感想とメモを書いています。

目次

基本情報

本のタイトル実践型クリティカルシンキング
本の評価
著者佐々木裕子
出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日2014/6/27

感想

  • シンプルにまとめっていて読みやすかった
  • ありたい姿を具体的に定義し、現状とのギャップを埋める。シンプルで分かりやすい
  • 講義形式で読みやすく、具体例もわかりやすかった

意見

  • 「なぜ、具体的に、いつまでに」目指すのかを決めずにやっている仕事が多いと感じた
  • 目指す先が決まっていないのに、なぜ最終成果物をイメージできるのか?と言いたい

気づき

  • 結局手を動かして考え続けるしかない
  • 正解は無いので、仮説を立てて行動し続ける

ToDo

  • 自分の行動や目標をSMARTでチェックする習慣を得る

本を読む前、読んだ後の問いと今後の行動

STEP

本を読む前の問い

何を学びたいのか?

  • 自分が目指すべきものを定義する方法が知りたい※チームで
  • その目指すものにどのようにアプローチすればよいか学びたい

それを学んで自分はどうなりたいのか?

  • 納得感や成果が得られる目標を設定し、それに向かって行動したい

どのような成果、結果が欲しいのか?(ゴール・目標)

  • 仕事でもプライベートでも、自分が望む結果が欲しい
STEP

本を読んだ後の問い

この本の問題提起は何か?

  • これから必要無となる力は「言われたことを正しく実行する力」ではない

問題的に対する解決策は何か?

  • これからは「自ら考える力」「共創する力」「自己進化する力」が必要
  • それは「目指すものを自ら設定し、それを戦略的に達成するための思考法」だ

著者が伝えたいことを3つに絞ると何か?

  • 目指すものを定義する
  • 何が問題なのかクリアにする
  • 打ち手を考える

他の本との共通点・相違点は何か?

  • How思考をやめること。なぜやるのか、いつまでにやるのか、具体的にどうなりたいのかと、具体化すること。抽象化が必要なのは具体化してグループ化する時に。そのステップを踏まずに抽象的な表現しかできないと、何も行動できない。

本を振り返って、読んでよかったこと、感じたことは何か?(へぇーって思ったこと)

  • 目指すべき山を決めずに歩くはさまように等しい
    • ほんとそれ。山を決めずにさまよっている人がたくさんいる。自分もそうだった。
STEP

今後の行動

今後の具体的なアクション

  • 仕事でもプライベートでも、自分のありたい姿や目標を常に意識する
  • 意識するとは、目標の姿をSMARTでチェックするということ
  • 具体性がない場合には、具体化してから行動する。

3ヶ月後に自分はどうなっているか、どうなっていたいか?

  • 今後の具体的なアクションが習慣化している状態

読書メモ

ページ

クリティカル・シンキングの3つのステップ

  1. 目指すものを定義する
    • いつまでに(When)
    • どのくらいのレベルのことを(What)
    • 何のために(Why)
  2. 何が問題なのかクリアにする
    • 自分の現状を分析し、目指すものをとのギャップを認識する
    • ギャップの生じている原因=課題を本質的に説明できる王にする
  3. 打ち手を考える
    • 具体的なアクションが挙げられること(動作がイメージできるか)
    • なぜそのアクションなのかをクリアに説明できること
ページ

「なぜ、具体的に、いつまでに」目指すのかを決める

目指すべき山を決めずに歩くはさまように等しい

具体例:グローバル人材を育成したい

言葉の定義を明確にして
最終的に解くべき命題を導き出す
実現のためのHow議論
グローバル人材ってどういう人?
育成ってどういう人?
いつまでに何人必要?
何のために育成する?
英語研修の強化
海外勤務

期限とレベルが決まっていないと目指せない

ページ

目指すものをSMARTでチェックする

  • Specific(具体的に)
    • できるだけ具体的に、誰が聞いても目標のイメージが一致する理解がブレない
  • Measurble(達成できたかどうかを事実で確認できる)
    • 達成できたか判断出来なければ、成功・失敗の判断がつかない
  • Action-Oriented(アクションに落とせる)
    • 目指すものを聞いたら、やらなきゃいけないことをイメージできる
  • Relevant(意義が明確)
    • 目指すものを、なぜやらなくてはならないのかが明確▶みんなにとって意義がある
  • Time-Limited(期限が明確)
    • いつまでにすればいいのか

「DXを推進する」「顧客をファン化する」「外圧に耐えられる人材になる」、これでは何を言っているのかわからない。目指すものを納得感を持って、目指すためには抽象的で分かりづらいものではだめ。

ページ

何が問題なのかクリアにする

  • 「目指すもの」と「今」のギャップを明らかにし、課題の本質をと特定する
  • ズームイン(分解して絞る)で課題特定するときのコツ
    • ピラミッドストラクチャーになるよう分解する
    • なぜ〇〇なのか?を4~5回繰り返す
    • MECEな切り口に分解する
    • 意味のある切り口で分解する
  • ズームアウト(構造化する)で課題特定するときのコツ
    • ピラミッドストラクチャーになるよう分解する
    • 何か違うなと思ったら、何度も書き直す
ページ

打ち手を考える

課題を解決しつつ、目指すものを達成するための方法を考えること

打ち手を考えるための5つのステップ
  • まず当たり前の答えを考える
  • 対極を考える
  • アイデアの深掘りをする
  • 発想を広げる
  • 目標設定と照らしてみる
  • 打ち手を考えるポイント
    • 他に選択肢が無いかと何度も問う
    • 目標設定と照らし合わせる
  • 打ち手がうまく行かないときは
    • 目標設定が曖昧
    • 問題の本質を掴めていない

実践型クリティカルシンキングを身につける4つのコツ

とにかくひたすら考える

  • 途中であきらめない
  • 最後は自分で決める
  • 自分で納得するまで考える

紙と鉛筆を湯水のように使う

  • 紙と鉛筆で書くと俯瞰できる

自分だけで考えず、他人と壁打ちする

  • 自分とは違う視点を持つ人と話す

現地現物、事実にあたる

  • 事実にあたる

印象に残った言葉や表現

ページ

目指すべきもののレベルと時間を合わせる

  • どの目線で定義するか、どの具体性で定義するかが大事になってくる

人によってレベルと時間軸は異なる。だからこそ何をいつまでにやるか目線合わせが必要

ページ

目指すべきものを明確に、イメージしやすく表現する

抽象的な言葉だと、それを聞いた人によって理解がブレてしまう

  • 我々の使命は、チーム中心の最大規模のイノベーションと戦略目標に沿った航空宇宙計画に沿って宇宙産業の国際的リーダーになること
  • 1960年代末までに人類を月に立たせて、安全に帰還させよう
ページ

目指すものは自分で決めるしかない

  • 正解は無い。自分の人生の目標も、仕事の目標も一緒
  • 目指すものは、出発点としてブレない明確なものじゃないとダメ
  • 自分が納得するまで考え抜くしかない

目標に正解なんて無い。考え抜いて自分の意見を出す

ページ

問題を見つけることは、それを解くよりももっと本質である

アルバート・アインシュタイン(ドイツ出身の物理学者)

何が一番課題かが分かれば、解決策を考えるのは、そこまで難しいことではない

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