【考え方を考える】思考を深めて考えをまとめる方法
「考え方を考えたこと」ってありますか?
私は今まで体系立てて考えたことがありませんでした。
思うがまま思考がばらつき、その場しのぎの言動をしてしまうことがあります。
今回は、考え方をまとめる手順をご紹介いたします。
- 体系だった考え方が分かる
- 考えて結論を出す方法が分かる
考え方の循環サイクル
考え方とは、3つの要素を循環させることをいいます。
- まず物事や相手の言っていることを正しく認知し
- 認知した事柄に対して広く・深く思考し
- 思考した結果、行動を起こしその結果をまた認知する
といった具合です。
この3つの要素を繰り返すことで思考力が発揮されます。
詳しく見ていきましょう。
認知する
「認知する」とは一言でいうと、思考のために正確に事象を捉えることです。
考えるためには、まず相手の言動や意図や状況を正しく理解する必要があります。
思考する
「思考する」とは
- 考えるための道筋をつける
- 理路整然としている(ロジカル・シンキング)
- 考えを深める
などが挙げられますが、要するに
考えるべきことを一旦全て吐きだして、それらを整理することです。
本質は、広く(発散思考)と深く(収束思考)を行うということです。
行動する
「行動する」目的は、思考の行き詰まりを突破することです。
思考だけでは、どうしても行き詰まってしまうことがあります。
そんな時には、行動を起こして突破していきます。
次は、認知について詳しく見ていきましょう。
認知の3つの要素
前述のとおり、正しく物事を認知しないと、いくら広く深く思考しても意味がありません。
質の高い思考を行うためには、正しい認知が重要なります。
そんな認知には3つの要素があります。
- 言葉
- 状況
- 意図
言葉
言葉の認知とは、言葉そのものがどういう意味なのか、自分の言葉で説明できるということです。
言葉や文章を曖昧なままにしてしまうと、相手とは異なった認知をする場合があります。
例えば、「DX」や「みんな」など抽象度が高く、解釈が人によって異なる場合には要注意です。
状況
状況の認知とは、相手が伝えたいこと・見聞きしたことを自分でイメージできるレベルで理解できていることです。
主語と目的語を明らかにする
意外と忘れがちな、主語と目的語。
「誰が、誰に、何をした」かは、明確にします。
事実と感情を切り分ける
相手によっては、伝えている内容に自分の主観が入っている思い込みの場合があります。
〇〇だろう、かもしれない。など推測には要注意です。
話している内容が、事実なのか、感情なのか区別する必要があります。
意図
意図の認知とは、相手が何を伝えて、何をして欲しいのかを把握することです。
自分ごとにするとわかりやすいです。プレゼンでも相手に伝えたいメッセージがあって、行動してもらいたい内容がセットになりますよね。それと一緒です。
ポイントは、相手の認知に徹底し自分の思考や主張は一旦置いておくということです。
自分の言葉で確認する
自分の言葉でまとめて、相手に確認する。
自分の言葉で説明できないということは、心底理解できていないことになります。
「〇〇は△△とうことで合っていますか?」などと認識を合わせるのが良いです。
思考の4ステップ
ここまでで認知が行えれば次はついに思考の要素に入ります。
思考は4Stepに分かれており
- 問いを書き出す
- 考えるべきことに順番をつける
- 問いに対する答えを出す
- 具体的には?なぜ?で思考を深める
の手順で行います。
問いを書き出す
問い=イシューを書き出します。
疑問形で問いを書き出し「Thinkリスト」をつくる
自分の中で頭に浮かぶ「考えるべきこと」や「疑問に思うこと」を全て吐き出します。
大事なのは、自分が今頭の中で考えていることを見える化することです!!
箇条書きなどでまとめると楽ですね。私のおすすめは紙に書くことです。
Thinkリストで鳥の目で見れるようになる
自分の思考のThinkリストが出来ると、全体像が把握出来るようになります。
考えるべきことに順番をつける
次に、作成したThinkリストに優先順位をつけていきます。
優先度をつけることによって、取組むべき内容に強弱がつけられます。
特に、他の問いの前提条件となるような親子関係の問いは優先度が高くなります。
問いに対する答えを出す
答え=正解ではありません。そもそも答えなんて無いですしね。
答えに自信が無くてもOK、「おそらく、たぶん」でOK
自分なりの「問いに対して、考えを巡らせ答えを出す」ということです。
自分なりの解釈を持って、仮説から問いの答えを出すということですね。
まずは仮でもいいから「おそらく、◯◯だ」として、仮説を段階的に確信に近づけることが大事。
頭に浮かんだことを逐一書き出せば、思考の迷子が減る
問いでも言いましたが、まずは書き出して見える化することが大事。
頭に浮かんだことを全て書き出し、発散させる。その後に思考を深めればいいですね。
具体的には?なぜ?で思考を深める
最後は思考を深める作業です。
出した答えに
- 具体的には?
- なぜ?
で思考を深めていきます。
いわゆるロジカル・シンキングの「So What? / Why So?」ですね。
この2つ言葉を繰り返します。
具体的には?で解像度を上げる
具体的には?と自分に問うと、ボヤッとした内容が具体的になり、自分が何をすればよいかがはっきりします。
なぜ?で倫理を通す
目的をはっきりさせ、倫理を通し、説得力をもたせます。
行動
行動の目的は、思考の行き詰まりを突破するためにあります。
話す
誰かと喋ると自分の考えがまとまって、自己解決したってときありませんか?
誰かと話すというのは、思考を整理したり、新しい視点や考えを得られたりすることができます。
集める
本を読んだり、ネットで検索したり、情報収集することも大事です。
休む
気分転換にいっそのこと仮眠を取ったり、運動したりすることも大事です。
散歩中に新しいアイデアが生まれたり、寝る前に気づきが得られることが私はよくあります。
まとめ
- 思考は認知→思考→行動の3要素の循環サイクルでできている
- 認知は言葉・状況・意図を正しく理解する
- 思考はThinkリストを作成し、優先順位を付け、問いに対する答えを出す。その答えを具体的には?なぜ?で思考を深める
- 思考が行き詰まったら、誰かに相談したりして行き詰まりを解消する
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