会議に参加したら必ず確認すべき3つのポイント【確認する会議ファシリテーション】
この会議は何のための会議なんだ?って思えるような会議に参加したことはありませんか?
- 話の論点がわからない…今は何について話しているの?
- なにか決まった気がするけど、結局何をするのか分からない
- だらだらと予定時刻を過ぎてしまった・・・
- 会議でいつも何が決まったのか分からず困っている人
- いつも会議の時間がおしてしまう人
- 論点がコロコロ変わって嫌な人
終了時に、決まったこと・やるべきことを確認する
なにか決まった気がするけど、結局何をするのか分からない…
念のため、私の理解があっているか確認してもよろしいですか?
会議は、「意思決定」や「状態の変化」を目的としています。
つまり「何が」決まって、「何を」「誰が」やるのかを明確にしないと次に進みません。
会議じゃなくて、ただの話し合いになっちゃいますね!
- やるべきことは「誰が」「いつまでに」をセットで確認する
- 議論の流れをダイジェストで確認する
- 決まっていないことも確認する
やるべきことは「誰が」「いつまでに」をセットで確認する
議題ごとや会議終了時に、決まったこと・やるべきことに対して「誰が」「いつまでに」を確認します。
この件は「Aさん」が「次の定例会まで」に「◯◯をする」ということでよろしいですか?
分かりました、私がやっておきます。
確認することのメリットは
- 参加者全員の認識を合わせられる
- 決まったこと・やるべきことの抜け漏れなく確認できる
- やるべきことの、担当者・期限が明確になる
がありそうですね!
議論の流れをダイジェストで確認する
話してきた議論の内容を改めて確認することも有効です。時間目安で15秒~30秒程度でしょうか。
では最後にさらっと確認させてください。まずAの件は〇〇で決定。担当者はBさんで…
決まっていないことも確認する
議題によっては、「決まらなかったこと」も発生します。
「決まらなかったこと」をどうするのかも必ず確認しましょう!例えば
- 次回の定例会で再度話す
- 「決まらなかったこと」を決める場を新たに設ける
などがあります。
開始時に、会議の終了条件を確認する
話の論点がわからない…今は何について話しているの?
この議題では、◯◯の施策についてアイデア出しを行います。その後、実際に取組む施策を優先順位をつけて3つ決定します。それでは・・・
議論が嚙み合わない要因の一つに、何を決めるのか明確ではないということが挙げられます。
つまり、「目的が明確ではない」ということになるのですが、それを上司に「目的は?」などと言うと怒られそうなので、「どういう状態になったら会議終了」と言えるのかを確認しましょう!
- 「~すること」ではなく終了条件で考える
- 「~すること」が頭に浮かんだら、「その結果どういう状態をつくりたいか自問する」
- 終了条件は、終了したかどうか判定しやすい形で表現する
「~すること」ではなく終了条件で考える
- 話し合うこと
- 情報共有すること
↑は終了条件ではありませんよね。
終了条件とは、「どういう状態になったらこの会議を終えられるのか?」を考えることです。
この会議(議題)はどういう状態になったら終了と言えますか?
この定例会では、対応策と担当者が決まればOKだよ
「~すること」が頭に浮かんだら、「その結果どういう状態をつくりたいか自問する」
終了条件を考えるのが難しい場合には、「どういう状態をつくりたいか」を考えることがおすすめです。
- 人の状態
- 〇〇を他人に教えられる状態
- △△の資料が作成出来る状態
- 物理的なもの
- 新しい業務フローの原案が出来た状態
- 資料の骨格ができた状態
- 意思・合意
- 課題の優先順位が3つまで絞り込めた状態
- どの案を採用するか決定した状態
終了条件は、終了したかどうか判定しやすい形で表現する
◯◯について意見を出してほしいのですが何かありますか?
△△について説明します。背景として…
- アイデア出しや意見をどこまで出せばいいのか?
- 出した結果どうしたいのか?
そこまで分からないと、意見も出しづらいですよね。
前述した「どういう状態をつくりたいか」を意識すると良いです。
開始時に、時間配分を確認する
あらかじめ時間を決めないと、予定されていた時間を超えてしまいます。
- 時間を意識付ける
- 会議の途中で声をかける
- 時間オーバーだとわかった時点で、その後の対応を確認する
時間を意識付ける
あらかじめ持ち時間を決めておくことで、時間を意識して発言するようになります。
議論が発散して、脱線した経験はありませんか?
残り時間がはっきりするため、関係ない会話をしづらくなります。
会議の途中で声をかける
残り5分です
時間を言うだけでOKです。それだけで皆の気持ちが「結論を出そう」という意識に変わります。
時間オーバーだとわかった時点で、その後の対応を確認する
(時間オーバー時に)ここからどうしますか?延長しますか?
- このまま会議を続けるのか?
- 別の日時に仕切り直すのか?
時間がオーバーしてしまった際には、その後の対応を考える必要があります。
まとめ
会議では
- 開始時に、会議の終了条件と、時間配分を確認し
- 終了時に、会議で「決まったこと」を確認する
「確認する会議ファシリテーション」でした!
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