【読書ノート#48】「仕事ができない」と言われたら マーケターのように考える(山本 大平)
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「山本大平」さんの「「仕事ができない」と言われたら マーケターのように考える」を読んだ感想とメモを書いています。
目次
基本情報
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本のタイトル | 「仕事ができない」と言われたら マーケターのように考える |
本の評価 | |
著者 | 山本 大平 |
出版社 | 大和書房 |
発売日 | 2023/4/26 |
感想
- 必要な視点を浅く広く集めてくれたような本
- 考えることを深掘りするというより、広く浅く見るような感じ
- 筆者の思いが強く伝わってきた。特に、いままでのクライアントとの経験から色々あったんだろうな…と推察された
意見
- 演繹法の図がちょっとおかしいと思った
- 市場調査のアンケートの仕方はとても参考になった。バイアスのかからない客観的な事実で調査したい
気づき
- 常識=共通認識。正しいという意味はそこにはない。確かにそうだよね
ToDo
- 幹から枝で考える
- 複数の視点を持つ
本を読む前、読んだ後の問いと今後の行動
STEP
本を読む前の問い
何を学びたいのか?
- 自分自身が企画部なので、考え方を広げる方法を学びたかった
それを学んで自分はどうなりたいのか?
- 日々の仕事に活用したい
- 考えるフレームとして取り入れたい
いつまでにそれを達成するのか?(期限)
- 今
どのような成果、結果が欲しいのか?(ゴール・目標)
- 自分の意見を正しく伝える
- アイデアを広げて成果を出す
STEP
本を読んだ後の問い
この本の問題提起は何か?
- 考えが浅い、視野が狭い、発送が平凡と言われたら、考え方を変える必要がある
問題的に対する解決策は何か?
- マーケターのように考える
著者が伝えたいことを3つに絞ると何か?
- マーケティングは、個人間のコミュニケーションが対市場になるだけ
- マーケター視点とは、物事の見方、情報の取り方・さばき方・戦い方を知っているもののこと
- 鳥の目、虫の目、魚の目
本を振り返って、読んでよかったこと、感じたことは何か?(へぇーって思ったこと)
- 常識=共通認識。正しいという意味はそこにはない
- なりたくない上司象が生々しくて驚いた
STEP
今後の行動
今後の具体的なアクション
- マクロ、ミクロ、フローの視点で物事を見る
- 戦う市場を見つける
印象に残った言葉や表現
ページ
常識や「共通認識」。正しいとは限らない
常識や英語では【common sense】、共通認識。正しい意味なんて無い
前提や環境が変われば常識は変わる
ページ
市場調査は「自ら立てた仮説が正しいか」確認するために行う
- 〇〇を使ってよかったと思いますか?→Yes/No
- あなたは〇〇を誰かにおすすめしますか?→Yes/No
- あなたは週に何回〇〇を使いましたか?→0/2/3回以上
- あなたは〇〇をいくらであれば買いたいと思いましたか?→100/500/1000円
読書メモ
ページ
なりたくない、成果の出せない上司像
- 話が抽象的すぎて、結局何が言いたいのか伝わってこない
- 顧客の声や、起きている事象を見ずに、自身の理想像ばかりを押し付ける
- 知識やノウハウばかりをひけらかし、雑誌や武勇伝を語り、会議を長引かせる
- 成果も出せていないのに、人の提案に対して文句ばかり言う
- 論点をずらして、人の話を捻じ曲げる
ページ
成果をだすための方程式と「マーケター視点」
これからは、従来の「知識×ノウハウ×コミュニケーション」にプラスして「マーケター」視点が必要。マーケター視点とは
- 物事の見方
- 情報の取り方
- 情報のさばき方
- 戦い方
のことである。
ページ
マーケティングとは、個人間のコミュニケーションが対市場となるだけのもの
- マーケティング=マーケット+イング→マーケットを動かす
- マーケット=「大衆」であり、「マーケティングとは、大衆を動かすこと」
- 大衆が感じている不満や気づきを感じ取り、解決策を講じること
→気づきを具現化する
ページ
「幹から枝へ」の順で思考を進める
- 抽象が木の幹
- 具体が木の枝
- 枝葉を生やすことに夢中になりすぎてはダメ
ページ
山登りの視点
- 【マクロ】遠くから山を見ていると、きれいな山の景色が楽しめる。一方で、山登りの苦労さや、山にいる動物や植物、細い道もわからない
- 【ミクロ】山に登っている人たちは、山の色んなことを知っているが、遠くから今自分がいる場所を見られるわけじゃない。だから山全体の景色を見れるわけではない
ページ
ビジネスに必要な3つの視点
- 鳥の目
-
物事を大局的に見る(マクロに見る)
- 虫の目
-
実際に現場を見る(ミクロな世界を見る)
- 魚の目
-
トレンドを見る(流れを読み、先を見通す)
ページ
まずWhy、次にHow
まじでHow思考には気をつけよう!!
どうありたい?Big-Whyで真の目的までイメージする【上位目的】
課題解決や問題解決を行う際には、なぜそれをやるのか?と「目的」を考えるはずです。 さらに、本質的に考え成果を最大化するためには、その先の「Big-Why」を考えるこ…
ページ
演繹的思考法と帰納的思考法
- 演繹的思考法
-
事実を積み上げて結論を導く考え方
- 帰納的思考法
-
それぞれの事象の共通項を見つけて結論を導く(抽象化)
演繹法と帰納法【論理的な2つの思考法】
OPQ分析 Objective(望ましい状況) 演繹法と帰納法の違いがわかる 演繹法と帰納法をうまく使い分けて、思考を整理できる Problem(問題→現状と望ましい状況とのギャッ…
ページ
手段でがんじがらめになると、目的を見失う
- ニーズの本質→「ドリルは手段であって穴が目的」
- なぜ穴が欲しい?とさらなるニーズの深掘り
- 【顧客が本当に求めているものは何か?】を問う
もし、私が人々に何が欲しいかと聞いたとしたら、彼らは「もっと速い馬が欲しい」と答えただろう
ヘンリー・フォード
ページ
戦う市場を見つける
- ニーズに気づくこと
- その分母が大きいかどうか調べること
- アイデアをぶつけること
- とにかく数をぶつけること
ページ
イノベーション到達までの着実な考え方
ページ
バイアスを作り出すもの
- 従来の考え方に固執する
- 客観的な事実に基づかない
- 古いものを軽視する
- 情報が揃う前提で考える
- 多数はの意見を正しいものだと捉えがち
- 自分の知識や記憶に依存する
- 結論ありきで考える
ポチップ
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