【読書ノート #61】誰も教えてくれない 考えるスキル(芝本 秀徳)
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「芝本 秀徳」さんの「誰も教えてくれない 考えるスキル」を読んだ感想とメモを書いています。
目次
基本情報
本のタイトル | 誰も教えてくれない 考えるスキル |
本の評価 | |
著者 | 芝本 秀徳 |
出版社 | 日経BP |
発売日 | 2015/8/20 |
感想
- 考えることのなんとなくで理解していた部分が言語化された
- 特に、具体化・抽象化・構造化は思考を広げ深める際には重要だと思った
意見
- トゥルーミンモデルは初めて知った
- 空雨傘に近いけど、より論証を意識する際には有用だと感じた
気づき
- トゥルーミンモデルで考える癖をつけるのは大革命!
- 事実と意見を分けるくらいはしていたけど、論証で考えれば筋が通っているか凄いわかりやすいと思った
ToDo
- トゥルーミンモデルで考える習慣をつける
本を読む前、読んだ後の問いと今後の行動
STEP
本を読む前の問い
何を学びたいのか?
- 自分の頭で考えること、考えるプロセスを学びたい
それを学んで自分はどうなりたいのか?
- 考えるプロセスを運用したい
- 考える本はたくさん読んできた
どのような成果、結果が欲しいのか?(ゴール・目標)
- 考えて自分の意見を持ったり、結論をだしたい
STEP
本を読んだ後の問い
この本の問題提起は何か?
- ちゃんと考えるためには必要な要素がある
問題に対する解決策は何か?
- 思考プロセス×思考回路×知的執着心
- 5つの思考スキル
- なんとなくを言葉にする力
- 関係をつなぐ力
- 構造化する力
- エッセンスを抜き出す力
- 抽象の階段を上り下りする力
STEP
今後の行動
今後の具体的なアクション
- 自分の思考がどの思考スキルを使用しているか、考えているかを常に意識する
読書メモ
ページ
ちゃんと考えられない人の特徴
- 場当たり的、無計画
- 今その話をしていないと言われる
- 何の話をしているのか分からないと言われる
- お伺い体質、決められたことを決められたとおりにやる
ページ
そもそもスキルとは
- スキル=テクニック+コンテキスト(運用能力)
- コンテキストはふさわしい時に、ふさわしいテクニックを使うことができる文脈を読む能力
ページ
ちゃんと考えるために必要な要素
- 思考プロセス
-
正しい(=機能する)プロセスに沿って
- 思考回路
-
正しい(=目的に合った)思考回路を選択して
- 知的執着心
-
成果が出るまで粘り強く考える
ページ
人が変わるには「負荷」が必要
- 人が変わるには時間をかけるだけでは変わらない
- 人が変わるには負荷が必要。ただし意味を理解していない不快は疲れるだけで身につかない
ページ
5つの思考スキル
- なんとなくを言葉にする力
- なんとなくを言語化する
- 思考の基盤をつくる
- 関係をつなぐ力
- 2つの事象間にある関係を認識する
- 自称感の距離感を把握する
- 構造化する力
- 関係と関係をつなぐ
- 事象の成り立ちを見える化する
- エッセンスを抜き出す力
- 共通する要素を抜き出す
- 新たな切り口を生み出す
- 抽象の階段を上り下りする力
- 相手の要求を理解する
- 抽象化することで自由度を高める
ページ
なんとなくを言葉にするトレーニング
- 普段、自分たちがしていることを考える
- そうでないもの(反対語)を考える
- 似た言葉との違いを考える
ページ
なんとなくを定義する
- 辞書的ではなく、自分の定義を持つ
- 定義はワンフレーズで言い切る
- 説明できないワードは使わない
- 包括概念、ビッグワードはその場での定義をしてから議論する
ページ
ロジックとは「関係」のこと
- ロジカルじゃないとは、「関係」が成立していないということ
分かりやすい文章が書ける「ロジカル接続詞」の使い方
分かりやすい文章を書くには、接続詞も重要な要素になります。 なぜなら、接続詞は文をつなげる以外にも役割があるからです。 今回は、分かりやすい文章が自然と書ける…
ページ
日本語の論理
- 解説(A=B)
-
主張の内容を解説する
「すなわち」「つまり」「いいかえれば」
- 根拠(A→B/A←B)
-
その主張がどうしてそう言えるのか?その根拠を提示する
(A→B)「したがって」「だから」
(A←B)「なぜなら」「というのも」 - 例示(A、たとえばB)
-
具体例による解説「たとえば」
- 付加(A+B)
-
主張を付け加える
「そして」「しかも」「むしろ」
- 転換(AしかしB)
-
主張の方向を転換する
「しかし」「だが」
- 補足(AただしB)
-
主張を補足する
「ただし」「もっとも」
ページ
抽象と具体、全体と部分
- 抽象と具体は「is-a」→ 猫 is-a 哺乳類
- 全体と部分は「has-a」→
ページ
論証の構造 – トゥールミンモデル
- 客観的なData(証拠・事実)を提示する
- Claim(結論・主張)だけの議論はしない
- Dataがあっても、Warrant(論拠)がなければ議論にならない
- より多くのDataを集め、説得力のあるWarrantを橋渡しにしてClaimを主張する
6要素版
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