【読書ノート#34】自分の意見で生きていこう――「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ(ちきりん)
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「ちきりん」さんの「自分の意見で生きていこう」を読んだ感想とメモを書いています。
目次
基本情報
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本のタイトル | 自分の意見で生きていこう――「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ |
本の評価 | |
著者 | ちきりん |
出版社 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2022/1/12 |
どんな本?
- 自分の意見を出すとはどんなこと?
- 学校的価値観の弊害はどんな影響がある?
- 意見と反応の違いって?
自分の意見とは、どんなことなのか教えてくれる本
どんな人におすすめ?
- 自分の頭で考えて、自分で答えや意見を出したい人
- 人生には正解があって、どんなことでも正しい選択肢があると思ってしまう人
- ググったりして、たくさん調べるけど、結局どうすればいいか分からなくなる人
本を読む前、読んだ後の問いと今後の行動
STEP
本を読む前の問い
何を学びたいのか?
- 自分の意見を持つためには、どのような考え方があるのか
- 自分の今考えていることは、意見ではないのか、著者の見解を学びたい
それを学んで自分はどうなりたいのか?
- これが自分の意見だと意識しきたい
- そのうえで意見を行動として具体化したい
どのような成果、結果が欲しいのか?(ゴール・目標)
- 自分が自分たらしめる考え方を具体化したい
- 具体化して今後進むための価値観としたい
STEP
本を読んだ後の問い
この本の問題提起は何か?
- あらゆる問題は「正解のある問題」と「正解のない問題」に分けられる
問題的に対する解決策は何か?
- 正解のある問題は調べる、正解のない問題は考える
- 正解のない問題は、自分のポジションを明確にして考えて意見を出す
著者が伝えたいことを3つに絞ると何か?
- 正解の無い問題には、自分の意見とポジションを明確にする
- 正解のある問題は調べる、正解のない問題は考える
- 鍵は自己決定
他の本との共通点・相違点は何か?
- 反応と意見の視点
- 色々な情報がある中で、ポジションを明らかにしていない反応は本質的には意味がないと思った。
本を振り返って、面白かった箇所はどこか(へぇーって思ったこと)
- 意見と反応の違い。ポジションを明らかにせず文句や指摘するだけのやつを反応しかしてない人という視点。面白いし、そういう人しかいないと何も生み出さない。ポジションを明らかにして意見を言う。そして正解を見つけるのではなく、自分たちで決める。決めることが重要。
- 学校的価値観。どんな問題にも正解があると錯覚していた。正解が無い問題があり、それは意見を通じて自分のポジションを明らかにする。そして意思決定する。それが大事。
STEP
今後の行動
具体的なアクション
- 会議や意思決定するときには、自分の意見を出す際に、ポジションはどこか?と考えてから発言する
- 他人が発言した際には、どこにいるのか考えて、反応に対処したい
読書メモ
ページ
ネット上での発信のポイント
- カッコつけず、ありのままの自分を表現する。リアルな社会で発信しないことは言わない。
- 発信のホームベースを定める。コメント欄に発信を散逸させるのは、とてももったいない。
- 自分に合った表現方法を見つけ、途中経過も含めどんどん発信する。
ページ
承認欲求が充足する4ステップ
- 日常生活で見聞きし、体験したことについて自分の意見を明確にする。ブログやメモに書き記す
- 空らの「自分の意見の束」によって、自分という人間がどのような人間なのかを理解する(自我の確立)
- そのありのままの自分を自分で肯定する(自己承認)
- それらの意見の束を開示することにより、自分という人格を外部からも承認してもらう(承認欲求の充足)
ページ
「意見」を持てるようになる4つのステップ
- レベルをチェックする
- 飛ばさない
- すぐに意見が言えない場合は「考える時間=10~30分」を決める
- 他人の意見を調べない
- 正しい情報の調べ方
- 調べる項目を最初に列挙する
- 調べる時間を決める
- 必要な箇所のみ読む
- 「調べる」ことに逃げない
- 無理にでも意見を言い切る
- 無理矢理にでも意見を言い切る=リスクをとる練習
- 他人の反応を気にせず、自分の意見が言えるようになる
- 自分で自分に突っ込む
- 賛成のポジションを取ってみる
- 反論を10個書き出す
- たくさん考えつく
- 書き出す
- 反論に反論する
- 反論の反論に反論する
- 最初とは反対のポジションを取ってみる
- さっきと同じプロセスを踏む
- 言語化する
印象に残った言葉や表現
ページ
学校的価値観とは
「あらゆる問題には正解があると思いこんでしまう価値観」のこと
ページ
あらゆる問題は2つに分かれる
- 正解のある問題
- 正解のない問題
ページ
正解のある問題に意見は持てない
正解のある問題には正解と誤答がある。
正解と間違いの中には意見が介在しない
ページ
「正解のない問題」にはいろいろな「意見」がある
- 正解がないということは、誤答もない
- 正解がない問題には、様々な意見が存在する
- 正解のない問題だから、間違った意見もない
ページ
正解のある問題は「調べる」、正解のない問題は「考える」
- 今、自分が悩んでいる問題が、正解のある問題なのか、正解のない問題なのかを見極めることが重要
- 正解のない問題について調べ続け、いくら時間をかけても答えは見つからない
ページ
ポジションが分かれば「意見」
- ポジション=「どこに立っているか」
- 自分がどこに立って(発言したり、思考したり)いるかを明確にするということ
ページ
発信は自分のホームベースで行う
ページ
正しい人生は無い
「生き方に正解がある」と刷り込まれてしまうことが、「生きづらさ」に繋がっている
ページ
答え合わせに時間を浪費しない
- 他人に答え合わせを求めると何も行動できなくなる
- 答え合わせのために時間を費やすのは無駄
ページ
求められるのは作業ではない
「自分の意見を表明し、議論する」プロセスに貢献出来ない人は仲間ではなく作業担当者にすぎない
ページ
鍵は「自己決定」
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