【読書ノート#36】嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え(古賀 史健, 岸見 一郎)

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「岸見 一郎さん、 古賀 史健さん」の「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」を読んだ感想とメモを書いています。

目次

基本情報

本のタイトル嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
本の評価
著者岸見 一郎, 古賀 史健
出版社ダイヤモンド社
発売日2013/12/13

どんな本?

  • 対話式になっており、とても読みやすかった
  • 読者の疑問に思うであろう点に丁寧に答えられていた
  • 人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである

自分のありかた、他者との関わり方を教えてくれる本

どんな人におすすめ?

  • 対人関係に悩んでいる人
  • 自分の今後について考えている人
  • 前向きな一歩を踏み出したい人

本を読む前、読んだ後の問いと今後の行動

STEP

本を読む前の問い

何を学びたいのか?

  • 他者との関わり方、対人関係の構築方法を学びたい

それを学んで自分はどうなりたいのか?

  • 対人関係を改善したい
STEP

本を読んだ後の問い

この本の問題提起は何か?

  • 人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである

問題的に対する解決策は何か?

  • まず、誰の課題か考える
  • 課題を分離して、線引きする
  • 他者の課題なら、介入せず、自分の課題には介入させない

著者が伝えたいことを3つに絞ると何か?

  • 問題は世界がどうであるかではなく、あなたがどうであるか
  • 我々を苦しめる劣等感は、「客観的な事実」ではなく「主観的な解釈」
  • 人は「わたしは共同体にとって有益なのだ」と思えた時にこそ、自らの価値を実感できる

他の本との共通点・相違点は何か?

  • 自己啓発系の源流のような本

本を振り返って、面白かった箇所はどこか(へぇーって思ったこと)

  • 他者の課題に踏み込まない

自分の課題と他者の課題を分ける。そして他者の課題ならば踏み込まない。自分の課題なら踏み込ませない。この考え方は私はとても好き。

STEP

今後の行動

具体的なアクション

  • 自分の解釈をポジティブなものへと変える
  • 課題を分離する
  • 自分の信じる最善の道を信じる

読書メモ

ページ

人間の行動面・心理面の目標

  • 行動面の目標
    • 自立すること
    • 社会と調和して暮らすこと
  • 心理面の目標
    • 私には能力がある、という意識
    • 人々は私の仲間である、という意識

印象に残った言葉や表現

ページ

問題は世界がどうであるかではなく、あなたがどうであるか

主観的な世界に住んでいる我々は、「我々」がどう見えているかという主観の捉え方によって世界の見え方が異なる。

自分自身が変われば、見え方が変わる。これはホントそう。

ページ

大切なのは、何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うか

誰かを羨ましがったり、欲したり自分に与えられたものを考えるよりも、今ある手札をどう使うか考えるほうが大事

ページ

あなたが変われないのは、自らに対して「変わらない」という決心をしているから

いつでもライフスタイルを変えることは可能。しかし新しいライフスタイルを選んでしまったら、不幸な生が待っているかもしれない。

つまり、人は色々と不満があったとしても「このままのわたし」でいることのほうが楽であり、安心してしまっている。

自分を変えたいのに、変えるのが怖い。とても理解できるし共感できる。

ページ

「もしも何々だったら」と可能性の中に生きているうちは、変わることは出来ない

変わらない自分への言い訳。

ページ

我々を苦しめる劣等感は、「客観的な事実」ではなく「主観的な解釈」

主観は自分の手で解釈を選択可能。

結局、自分がどう考えるか→「ドーナッツの穴を喜ぶか、悲しむか」

ページ

人は対人関係の中で、「私は正しいのだ」と確信した瞬間、既に権力争いに足を踏み入れている

主張の正しさは、勝ち負けには関係ない。自分が正しいと思うのなら、他の人がどんな意見であれ、そこで完結する話。

勝ち負けを追求すると、正しい選択ができなくなる。→誤りを認める、謝罪する

ページ

他者の課題に踏み込まない

我々は「これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題と他者の課題とを分離していく必要がある。

例えば、子供の勉強は子供の問題。それを親が「勉強しなさい」というのは、他者の課題に踏み込んでいる。

その選択によってもたらされる結末が誰が引き受けるのかを考える。もし、他者なら土足で踏み込まない。

相手を尊重し、自分の課題は自分で解決する

馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を呑ませる事はできない

ページ

自分の信じる最善の道を選ぶ

自らの生についてできるのは、「自分の信じる最善の道を選ぶこと」。

その選択について他者がどのような評価を下すかは、他者の課題であって、自分にはどうしようも出来ない。

相手の課題を気にしてもしゃーない。自分がコントロールできることに目を向ける

  1. まず、誰の課題か考える
  2. 課題を分離して、線引きする
  3. 他者の課題なら、介入せず、自分の課題には介入させない
ページ

ほんとうの自由とは、自分の生き方を貫くこと

他者の評価をきにかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないとうコストを支払わない限り、自分の生き方を貫くことは出来ない。

他者を気にしない

ページ

人は「わたしは共同体にとって有益なのだ」と思えた時にこそ、自らの価値を実感できる

自らの主観によって「わたしは他者に貢献できている」と思えることで、自らの価値を実感できる

ページ

仕事の本質は「他者貢献」

他者貢献とは、「わたし」を捨てて誰かに尽くすことではなく、むしろ「私」の価値を実感するためになされるもの。

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