「OPQ分析」を使って読み手の関心を誘導するリード文をつくる
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わかり易い文章を書くためにはリード文が必要です。なぜなら、リード文は「読み手の関心を誘導する」役割を持っているからです。
しかしながら、いざリード文を書くには、どうやって書けばいいのでしょうか?
今回は「OPQ分析」を活用したリード文の作り方をご紹介します。
この記事におすすめの人
- 文章を書く際に、リード文の書き方がわからない人
- 分かりやすい文章を書きたい人
目次
OPQ分析とは
OPQ分析とは、文章を書く際に「読み手の疑問を明らかにするため」の手法です。
- O:Objective(望ましい状況)
- P:Problem(問題→現状と望ましい状況とのギャップ)
- Q:Question(読み手の疑問)
- A:Answer(答え・文書のキーメッセージ)
OPQ分析はこちらの記事で詳しく解説しています
【ドキュメント作成】読み手の疑問を明らかにする「OPQ分析」
問題解決を目的としたビジネス文書作成する際には、読み手の状況や疑問を正しく理解する必要があります。 なぜなら、ビジネス文書の読み手は常に、自分が関わっているビ…
リード文の目的
前述の通り、リード文の役割は
- 読み手の関心を誘導すること
- その文章を書くことになった経緯の説明
です。要するに本題に入る前に事前に「こんな話をするよー」と伝わればいいのです。ではどうやってOPQ分析を使ってリード文を作るのでしょうか。
OPQ分析を使ってリード文をつくる
リード文は、OPQ分析で考えた要素を、文章化します。具体例で考えてみましょう。
例えば、「残業時間を削減するための施策の提案書」のリード文をつくるとします。OPQ分析で考えると
OPQ分析 | 売上目標 |
---|---|
O:望ましい状況 | 毎月の残業時間を10時間以内に抑えている状態 |
P:問題 | 今のペースだと残業時間が10時間を超えてしまう |
Q:読み手の疑問 | 残業時間を10時間以上こえないようにするためにはどうしたらよいか? |
A:答え | 残業時間を10時間以内にするためには…を判断します。なぜなら… |
と設定し、リード文にOPQの要素を文章化して書いてみましょう。
はじめに
当社では、「働き方改革」の一環として「残業時間を10時間以内に抑える」ことが一つの目標として設定されていました。しかしながら、繁忙期により今のペースでは残業時間10時間を超えてしまうおそれがあります。
この状況で、残業時間を超えないようにするためにはどうしたらよいか?
結論を言えば、〇〇を行うべきだと判断します。
まとめ
- リード文の役割は、「読み手の関心を誘導すること」や「その文章を書くことになった経緯の説明」
- まずは読み手の疑問をOPQ分析で明らかにする
- OPQ分析で明らかにした内容を文章化する
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