MECE(ミーシー)とは?【もれなく、ダブりなく】
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「MECE」という言葉を聞いたことがありますか?
- それMECEじゃないよね
- MECEで考えて
などと使われますが、MECE(ミーシー)とは
- 「Mutually(相互に)」
- 「Exclusive(排他的な)」
- 「Collectively(集合に)」
- 「Exhaustive(包括的な)」
の頭文字をとったもので、「もれなく、ダブりなく」という意味です。
物事や思考を整理する際に用いられるフレームワークの基礎となる考え方です。例えば
- 男性と女性
- 0-10代、20代、30代…70代、80代以上
などが挙げられます。
では、なぜMECEで物事を考える必要があるのでしょうか?
目次
「もれ・だぶり」があると物事の把握が困難になる
なぜ「もれやだぶり」があってはいけないのでしょうか。
それは物事の全体像の把握が困難になるからです。具体例で見てみましょう。
抜けもれがある
「スキンケア商品を販売しており、20代女性をターゲットとしている。売り上げを増やすにはどうしたらよいか。」
スキンケア商品を使用しているのは女性だけではなく男性もいる。
また、20代だけではなく、50代や他の世代についてもいえる。
重なりがある
「飲食店を経営しているが、男性しかこない。これからは女性客も狙っていきたい。
あとは若者をどう呼び込むか。」
より細分化し、男性の若者・中高年。女性の若者と中高年とすると
重なりが無くなります。
抜けがあり、重なりがある
「新しいサービスをどの客層に力を入れていくべきか分からない。
中高生向けのサービスだから、塾に通っている学生、部活をしている学生、英語が得意な学生を考えよう。」
漏れもダブりもあります。部活をしながら塾に通っている学生、英語ではなく数学が得意な学生など全体を把握できていません。
このように、抜け漏れやだぶりによって、全体像の把握が困難になっています。MECEで整理してから考えるととてもわかり易いですね!
注意点:意味のある切り口で分解すること
MECEで分類出来ていれOKということではなく、なぜその切り口なのかまで考える必要があります。
大事なのは、なぜその切り口なのか、その切り口で考えた結果どのような仮説や行動が生まれるのか。そこまで考えます。
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