【pandas】データフレームをCSVやExcelなどで出力する方法

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pandasではデータフレームとして読み込んだデータを複数の形式で出力することができます。

今回は、CSVやExcelなどで出力する方法をご紹介いたします。

この記事におすすめの人
  • pandasを使ってcsvやExcel出力をしたい
  • Excelファイルに、複数のシートに分けて出力したい

サンプルデータとして、下記のようなファイルを用意しました。

import pandas as pd

df = pd.read_csv('sample.csv')
df.head()
スクロールできます
idfirst_namelast_nameemailgenderip_address
1AnsellLongalong0@buzzfeed.comBigender234.24.43.145
2JocelyneGoutjgout1@goo.ne.jpMale82.150.99.250
3AmieStripplingastrippling2@archive.orgMale77.233.78.125
4WillJoppichwjoppich3@hatena.ne.jpGenderqueer130.39.243.41
5ViteDumkevdumke4@wisc.eduFemale168.30.161.229

サンプルコードはこちら

目次

CSV—to_csv()

df.to_csv('export_data.csv')

データフレーム.to_csv(“ファイル名”)で出力できます。

主な引数

インデックスの表示・非表示

インデックスが不要な場合はindex=Falseとします。

df.to_csv('export_data.csv', index=False)

ヘッダーの表示・非表示

ヘッダーも同様にheader=Falseとできます。

Excel—to_excel()

df.to_excel("export_data.xlsx")

データフレーム.to_excel(“ファイル名”)で出力できます。

主な引数

インデックス・ヘッダーの表示・非表示

to_csv()と同様にindex=Falseheader=Falseで非表示にできます。

df.to_excel("export_data.xlsx", index=False, header=False)

シート名の変更

シート名を変更する場合はsheet_name="シートの名前"とします。

複数シートへの出力

複数シートへ出力する場合には、pd.ExcelWriter()オブジェクトを作成し、それぞれのシートに書き込みます。

with pd.ExcelWriter("export_data.xlsx") as EW:
    df1.to_excel(EW, index=False, sheet_name="df1")
    df2.to_excel(EW, index=False, sheet_name="df2")

この機能はとても便利ですね。

Ken

どうしても会社ではExcelでちょうだいと言われる機会が多いので重宝しています。

辞書型—to_dict()

df.to_dict()

辞書型で出力したい場合にはto_dict()を用います。

{'id': {0: 1, 1: 2, 2: 3},
 'first_name': {0: 'Ansell', 1: 'Jocelyne', 2: 'Amie'},
 'last_name': {0: 'Long', 1: 'Gout', 2: 'Strippling'},
 'email': {0: 'along0@buzzfeed.com',
  1: 'jgout1@goo.ne.jp',
  2: 'astrippling2@archive.org'},
 'gender': {0: 'Bigender', 1: 'Male', 2: 'Male'},
 'ip_address': {0: '234.24.43.145', 1: '82.150.99.250', 2: '77.233.78.125'}}

引数に何も指定しない場合はカラムが辞書のキーとなります。
辞書の種類は引数orientで変えられます。

主な引数

orient = “辞書の型の指定”

引数orientには引数の値によって辞書のタイプを変更できます。
ドキュメントに記載されている内容から、自分が使いたいものを選択ください。

  - 'dict' (default) : dict like {column -> {index -> value}}
    - 'list' : dict like {column -> [values]}
    - 'series' : dict like {column -> Series(values)}
    - 'split' : dict like
      {'index' -> [index], 'columns' -> [columns], 'data' -> [values]}
    - 'records' : list like
      [{column -> value}, ... , {column -> value}]
    - 'index' : dict like {index -> {column -> value}}

例えば、orient = “index”だと

df_dict = df.to_dict(orient="index")
df_dict
{0: {'id': 1,
  'first_name': 'Ansell',
  'last_name': 'Long',
  'email': 'along0@buzzfeed.com',
  'gender': 'Bigender',
  'ip_address': '234.24.43.145'},
 1: {'id': 2,
  'first_name': 'Jocelyne',
  'last_name': 'Gout',
  'email': 'jgout1@goo.ne.jp',
  'gender': 'Male',
  'ip_address': '82.150.99.250'},
 2: {'id': 3,
  'first_name': 'Amie',
  'last_name': 'Strippling',
  'email': 'astrippling2@archive.org',
  'gender': 'Male',
  'ip_address': '77.233.78.125'}}

上記のようになります。

参考

サンプルコードはこちら

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