V-cubeセミナーの評判は?実際に使ってみた感想と注意点
国産のウェビナーツールとして知られる「V-cube」。
よく比較されるツールとして「Zoomウェビナー」がありますが、実際に「V-cubeセミナー」を使う機会に恵まれたので試してみました。
Zoomウェビナーのヘビーユーザーとしての意見と違いを書いていきます。
- V-cubeセミナーの使用を検討している
- V-cubeの機能が知りたい
- Zoomウェビナーとの違いが知りたい
V-cubeセミナーとは?
V-cube社が提供している「V-cubeミーティング」のセミナー版です。
2020年のWEB会議シェアNo1製品で、徹底したサポート体制がウリのようです。
「国産」・「老舗」の会社として君臨しています。
注意点とZoomウェビナーとの違い
普段Zoomウェビナーを使っている私が、V-cubeを使って戸惑った点は
- 講師画面が1画面しか配信できない
- 遅延が10秒程度発生する
の2点です。解説していきます。
講師画面が1画面しか配信できない
V-cubeセミナーの仕様上、複数拠点の同時配信が出来ないことでした。
つまり、1人の講師の映像しか配信できません。切り替えは可能です。
Zoomウェビナーの場合は主催者側の人物が、カメラやマイクをオンにすることで複数人の配信映像を調整できますが、V-cubeセミナーの場合はそれが出来ません。
これが企画内容によっては致命的になる場合があります。
配信拠点が1カ所でカメラも1つであれば気になりませんが、複数拠点で画面が何度も切り替える必要がある場合にはお勧めできません。
もしV-cubeセミナーで複数拠点運用する場合には、画面の切り替えタイミングを電話などで合図する必要があります。
遅延が10秒程度発生する
V-cubeの方が映像品質はわずかに安定しているのですが、遅延が10秒程度発生します。
配信映像の品質を担保するためには必要な時間なのかもしれませんが、講師と視聴者のコミュニケーションを取りたい場合には考慮する必要があります。
視聴者から質問に講師が答えるような構成にする場合には注意が必要です。
Zoomウェビナーはほとんど遅延は発生せず、発生しても2~3秒前後でした。
遅延が少ない代わりに映像品質が低下する時があります。
プラン・価格
V-cubeセミナーは、サイト上には価格やプランが記載されていません。
お問い合わせから営業に連絡をもらわない限りは正確な金額は分かりません。
V-cubeセミナーは月額いくらといった料金形態ではなく、
- 配信拠点数(何人まで視聴できるか)
- V-cubeに運営のサポートを頼むか
- V-cubeが用意する会場を用意するか
こちらの要素によって金額が変わってきます。
今回私は実際に契約したわけではないので細かい金額は分かりませんが、聞いたお話だと
- 配信人数が100人、サポート無し=5万円前後
- 運営サポートを頼む=30万円前後
らしいです。
しかし、この金額はあくまで目安なので正確な金額を出す場合にはV-cubeさんの営業に見積もりを取る必要があります。
Zoomウェビナーの場合、配信人数が100名以下は月額7400円で実施できるので価格はZoomの圧勝です。
機能
ウェビナーで必要な機能としては
- アンケート
- 投票
- チャット
- 資料の共有
- 申込管理
が挙げられます。一通りの機能を確認しましたが、Zoomウェビナーと変わりません。
機能で選ぶ際にはどちらを選んでも問題ないでしょう。
V-cubeマニュアル【概要と動作確認】
V-cubeマニュアル【セミナー予約】
サポート体制
V-cubeの魅力は、配信・運営を全てお任せ出来る「フルサポートプラン」の存在です。
普段はZoomウェビナーを使っていても、大規模なセミナーは不安になるものです。
- 数百人以上が参加するウェビナー
- 外部講師を招いて失礼が無いようにしたい
- 絶対に失敗したくない
- 外注化したい
そんな時におすすめです。
ウェビナーで使うツール・機材の選定から操作まで一貫して対応してもらえます。
Zoomウェビナーの場合はサポート対応は希薄なので自分で企画・運営する必要があります。
普段はZoomウェビナー、大規模セミナーの時はV-cubeセミナーでお任せする。
そんな方法でもいいのかもしれません。
信頼性
Zoomウェビナーは爆発的に普及して多くの企業に使用されていますが、一部の企業では未だに敬遠されています。
Zoomのセキュリティ問題が一時ニュースになった事を問題視されているようです。
この問題は使用する企業の問題だけではなく、参加・視聴する側が敬遠しています。
特に、銀行や官公庁などセキュリティ要件の高い企業は参加すらしてもらえません。
実際に、Zoomだと参加できないとお断りされる事もありました。
セキュリティ要件の高い企業を対象とするウェビナーを実施する際にはV-cubeセミナーを選ばれる企業が多いようです。
V-cubeの「国産」・「老舗」・「信頼性」ブランドは強いですね。
まとめ
V-cubeセミナーとZoomウェビナーは使い分けが大事ですね。
V-cubeセミナー | Zoomウェビナー | |
価格 | △ 非公開:50000~ | ◎ 7800~ |
機能 | 〇 ※複数画面不可 | ◎ |
サポート | ◎ サポートプラン有 | △ ヘルプページのみ |
信頼性 | ◎ セキュリティ要件が高い場合 | 〇 |
失敗したくないウェビナー、セキュリティ要件が高い場合には検討してみてください!
コメント