【読書ノート#50】誰も教えてくれない 計画するスキル(芝本 秀徳)

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「芝本 秀徳」さんの「誰も教えてくれない 計画するスキル」を読んだ感想とメモを書いています。

目次

基本情報

本のタイトル誰も教えてくれない 計画するスキル
本の評価
著者芝本 秀徳
出版社日経BP
発売日2017/2/16

感想

  • とても面白かったし、わかりやすかった
  • 以前にプロジェクトマネジメントの本は読んだが、体系的かつフローがわかりやすいのはこの本だった
  • 特に要求定義の真の要求を理解するは、わかっていたつもりだったが、深くは理解できていなかったことを実感した
  • 何度も繰り返し読んで、これから活かしていきたい

意見

  • プロジェクトでも普段の仕事でも、目的やゴールは何なのか?と意識している人は少ないのでは無いか
  • 実際自分も出来ているつもりでいたが、深くなぜ?なんでこれが必要?と考えが足りないと思った
  • なぜ?から具体策を文書化し、ステークホルダーなどと納得感を持って取り組むことがとても重要だと感じた
  • 少なくとも、これからは「真の要求」が明らかにならないうちは、どのようにやるかは考えない

気づき

  • 計画は「守る」ものではなく「使うもの」
    • 計画は守らなければならない、と固定観念を持っていた。計画はいわば地図だ。うまく使う
  • 仕様の奥にある「真の要求」を理解する
    • なぜ?は~したいにつながる。~したいの事実や解釈を紐解く重要性
  • WBSは作業分解図ではない
    • 成果物を分解する。完全に作業を分解していました
    • 成果物から逆算して作業を考えるということ

ToDo

  • 6Rブランクは、プロジェクト以外でも使用できるので、これをフレームワークとして常に考えたい
  • 自分のゴールを決めて、計画を立てる

本を読む前、読んだ後の問いと今後の行動

STEP

本を読む前の問い

何を学びたいのか?

  • 計画して、チームで取り組む方法を学びたい
  • 計画するための順序だった方法を学びたい

それを学んで自分はどうなりたいのか?

  • プロジェクトメンバーとして、計画しない人たちに提案したい
  • 先頭だって計画したい

いつまでにそれを達成するのか?(期限)

  • 年末年始に

どのような成果、結果が欲しいのか?(ゴール・目標)

  • 仕事もそうだが、まずはプライベートでの目標に向けて計画を立てようと思う
STEP

本を読んだ後の問い

この本の問題提起は何か?

  • 計画は「守る」ものではなく「使うもの」
    • 計画を立てることは、あくまでQCDを守るための手段
    • QCDが目的で、計画は手段

問題に対する解決策は何か?

  • 要求理解「何が求められているか?」→オーナー要求整理シート(SOW)
  • プロジェクト定義「何をするのか?」→プロジェクトチャーター
  • 成果物定義「何をつくるのか?」→WBS
  • マイルストーン定義「いつまでに、どこまで終わらせるのか」→マイルストーンチャート
  • プロセス設計「どのように進めるのか?」プロセスフローダイアグラム
  • スケジュール化「何を、いつするのか?」→ガントチャート
  • タスク分解「どんな作業があるのか?」→モニタリングシート

著者が伝えたいことを3つに絞ると何か?

  • 真っ先にゴールイメージを共有する
  • 仕様の奥にある「真の要求」を理解する
  • プロセスを分解する

本を振り返って、読んでよかったこと、感じたことは何か?(へぇーって思ったこと)

  • 計画は「守る」ものではなく「使うもの」
    • 計画は守らなければならない、と固定観念を持っていた。計画はいわば地図だ。うまく使う
  • 仕様の奥にある「真の要求」を理解する
    • なぜ?は~したいにつながる。~したいの事実や解釈を紐解く重要性
  • WBSは作業分解図ではない
    • 成果物を分解する。完全に作業を分解していました
    • 成果物から逆算して作業を考えるということ
STEP

今後の行動

今後の具体的なアクション

  • 6Rブランクは、プロジェクト以外でも使用できるので、これをフレームワークとして常に考えたい
  • 自分のゴールを決めて、計画を立てる

印象に残った言葉や表現

ページ

計画は「守る」ものではなく「使うもの」

  • 計画を立てることは、あくまでQCDを守るための手段
  • QCDが目的で、計画は手段

自分になかった視点。計画は絶対に守るべきものと考えていた

ページ

何のために計画を立てるのか?(計画を立てられると嬉しいこと)

  • 実現可能性がわかる→できる、できないがわかる
  • 迷いなく行動に移れる→何をすべきかわかる
  • コミュニケーションがとれる→共通認識が得られる
  • 変更ができる→ルートがあるから変更できる

計画を立てないのは、たださまよっているだけ

ページ

真っ先にゴールイメージを共有する

  • カーナビでも目的地が設定されていなければ、ルートの作りようがない
  • 「そもそも何がしたいのか」が共有されていなければ計画も何もない

ゴールを明確にする→「①要求理解、②プロジェクト定義」

ゴールを明確にしていないのに、早く動き出せというやつは何だろうね。

ページ

仕様の奥にある「真の要求」を理解する

  • 「プロモーションイベントを企画してください」→手段(仕様)→What/How
  • 真の要求は?
  • 真の要求(Want)
    • 新商品の帰納を広めたい
    • 知名度を高めたい
    • 販売店との関係を強化したい
  • 要求から仕事はスタートする
ページ

WBSは作業分解図ではない

  • 成果物を分解する
  • 「何をつくるか」はっきりしないのに、「どうつくるか」という行動は出せない。逆に何をつくるかはっきりさせれば、どんな作業が必要か見えてくる

言われてみれば、おっしゃるとおりでストンと落ちた。これを出来ていない場面が多々あったな…

読書メモ

ページ

戦略を実行に翻訳する

戦略

何をやって、何をやらないかを決める

プロジェクト

戦略を実現するための具体的なアクションに分離する

プロセス

プロジェクトの目的と目標を達成するための道のりを設計する

アクティビティ

プロセスは、アクティビティに分離され、担当者が割り当てられ実行される

ページ

計画の7ステップ

  1. 要求理解「何が求められているか?」→オーナー要求整理シート(SOW)
  2. プロジェクト定義「何をするのか?」→プロジェクトチャーター
  3. 成果物定義「何をつくるのか?」→WBS
  4. マイルストーン定義「いつまでに、どこまで終わらせるのか」→マイルストーンチャート
  5. プロセス設計「どのように進めるのか?」プロセスフローダイアグラム
  6. スケジュール化「何を、いつするのか?」→ガントチャート
  7. タスク分解「どんな作業があるのか?」→モニタリングシート

全体像の把握に努める

ページ

顧客ロードマップ(ヒアリングを構造化する)

  1. 目的は何か?
    • ヒアリングするのは何のため?
    • ヒアリングはいつから始めるのか?
    • 得られた結果はどのように利用する?
  2. 誰に聞くのか?
    • どんな立場、何人ぐらいの人に聞くのか?
    • どこでヒアリングするのか?
  3. 何を聞くのか?
    • どんな情報を聞きたいのか?
    • どんなふうに質問するのか?
  4. 誰が聞くのか?
    • 誰が適任か?
    • 時間はあるのか?
  5. 顧客に聞きに行く
    • 準備は出来ているか?
    • 訪問は連絡済みか?
  6. 情報を整理する
    • 情報はまとめられたか?
    • 情報は展開されたか?
  7. スコープに組み込む
    • 顧客は何に価値をおいているか?
    • スコープに何を組み込むか?
ページ

オーナー要求を整理する「6Rブランク」

  • 状況→今何が起きているか?
  • 問題意識→その状況をどう捉えているか?
  • 要求→どんなアプローチで解決するか
    • 意図・裏づけ・仮説→なぜその解決策なのか?
    • 今回のスコープ→今回は何をするのか?
    • 期待する成果→どんな成果を期待しているか?
ページ

マイルストーンの4つのポイント

フェーズの進捗を確認する重要なイベントを定義する

  1. フェーズの開始・完了
  2. 成果物の作成完了
  3. 外部やオーナーとのレビュー
  4. プロジェクト外のイベント
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