【読書ノート #83】世界一ラクにスラスラ書ける文章講座(山口拓朗)
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「山口拓朗」さんの「世界一ラクにスラスラ書ける文章講座」を読んだ感想とメモを書いています。
目次
基本情報
本のタイトル | 世界一ラクにスラスラ書ける文章講座 |
本の評価 | |
著者 | 山口拓朗 |
出版社 | かんき出版 |
発売日 | 2019/12/18 |
感想
- 具体的な例文が多く読みやすかった
- まず柱となる1行ライティングをつくった後に、肉付けという流れがわかりやすかった
- テンプレートの三パターンは汎用性が高く、使いやすいと思った
- 特にストーリー型のような構文は使わないので、使ってみようと思う。
気づき
- 文章を書く前に、読み手の解像度を高めることを疎かにしていた
ToDo
- テーマ=「伝えたいこと」を決め、読み手を決め、素材を集めて、型を決めたら書いてく。
文章作成の三つのテンプレート
覚えておくべき文章作成のテンプレートは3つある。
ストレスフリーで読める列挙型
列挙型は、あるテーマについて、いくつかのポイントに分けて伝えるテンプレート。
全体像を伝える | 〇〇には3つの■■があります |
---|---|
列挙ポイント1 | ひとつめは■はからです |
列挙ポイント2 | ふたつめは■はからです |
列挙ポイント3 | みっつめは■はからです |
まとめ | したがって▲です |
ポイント
- 最初に全体像を伝えるのがポイント
- まとめは共通項を具体化する
- 一行ライティングから文章を膨らませるのは、情報を具体化する作業
ぐんぐん納得度が高まる「結論優先型」
結論 | わたしは◯◯だと思う |
---|---|
理由・根拠 | なぜなら■■だからです |
具体例・詳細 | 例えば▲▲ということがあります |
まとめ | だから、私は◯◯だと思います |
ポイント
理由や根拠がロジックなのに対し、具体例はエモーションにする。 頭と心で納得させる。
フレーズパターン
結論 | 結論としては…です わたしの考えは…です 結論から言うと…です Aな人にはBがおすすめです AをするにはBという方法があります |
---|---|
理由・根拠 | なぜなら…だからです 理由としては というのも その理由は なぜかというと |
具体例・詳細 | 例えば 例を挙げると 具体的には 事実、わたしも |
まとめ | したがって 以上のことから このように 繰り返しになりますが …をしてみてはいかがでしょうか |
共感が生まれる「ストーリー型」
マイナスを伝える | 以前の私はこんなに悪い状態でした |
---|---|
転機を伝える | あるとき、こんな…と出会いました |
進化・成長を伝える | 私は大きく成長しました |
明るい未来を伝える | このいい状態を続けていきたいです |
テンプレートを使う前に確認すべき5つのこと
STEP
その文章を書く目的は何か?
文章には必ず目的がある。
STEP
読む人は誰か?
読む相手によって伝える・伝えたい内容は異なる 必ず読者を明確にする。
STEP
読む人のニーズは何か?
- その人がどんな情報を求めているか?
- その人にどんな情報を与えれば喜んでもらえるか?
- その人が抱えている不安や悩み、課題は何か?
- その人はどんな価値観を持つ人か?
STEP
読む人にどんな反応をしてもらいたい?
読む人の反応は「書く人が決める」 反応を決める=目標を設定する
STEP
読む人の知識レベルはどうか?
そのテーマに対して、どれぐらい知識があるのか?
情報の整理方法
STEP
手持ちの情報を「いる情報」と「いらない情報」に振り分ける
素材となる情報をリストアップする→発散 振り分ける。
STEP
いる情報に優先順位をつける
並び順を変える。
STEP
優先順位の高い情報を使って一行ライティングを書く
最も優先順位が高い情報を使う
一行ライティングから文章を膨らませる
柱となる情報=抽象度が高めを具体化する
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