【読書ノート #72】USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門(森岡 毅)

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「森岡 毅」さんの「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」を読んだ感想とメモを書いています。

目次

基本情報

本のタイトルUSJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門
本の評価
著者森岡 毅
出版社KADOKAWA
発売日2016/4/23

感想

  • マーケティングの基礎と森岡さんの考え方に触れられた

気づき

  • 合理的に準備して、精神的に戦う
  • 準備や狙う市場やターゲットを定め、後は精力的に自分を信じて取り組むこと

ToDo

  • マーケティング・フレームワークで自社の戦略を考える・書く

本を読む前、読んだ後の問いと今後の行動

STEP

本を読む前の問い

何を学びたいのか?

  • マーケティングの考え方を学びたい
  • 成果を出すための工夫や精神を学びたい

それを学んで自分はどうなりたいのか?

  • マーケターとして成果を出したい
  • 考えて仕事をしたい

どのような成果、結果が欲しいのか?(ゴール・目標)

  • 自分や周りが納得できるような戦略を立てて実行すること
STEP

本を読んだ後の問い

著者が伝えたいことを3つに絞ると何か?

  • 合理的に準備して、精神的に戦う

他の本との共通点・相違点は何か?

  • 森岡さんの他の書籍と話している内容は類似していた
  • しかし、伝えたいことはずっと同じなんだと思う

本を振り返って、読んでよかったこと、感じたことは何か?(へぇーって思ったこと)

  • 戦略がどういうことなのか
STEP

今後の行動

今後の具体的なアクション

  • マーケティング・フレームワークに沿って、自社のマーケティング活動の方針をまとめる

印象に残った言葉や表現

合理的に準備して、精神的に戦う

マーケティング・フレームワークの全体像

目的(Objective)

達成すべき目的はなにか?

目標(Who)

誰に売るのか?

戦略(What)

何を売るのか?

戦術(How)

どうやって売るのか?

上の前に定めることが戦況分析→事実を集めるということ?

1. 戦況分析

戦況分析とは、「市場構造」を理解して、それを味方につけるためにやる

戦況分析をやる理由は、市場構造に逆らって確実に失敗する「地雷」を避けるために行う

5C分析 – 戦況分析の視点

自社を取り巻くビジネス環境

  • Company(自社の理解)
    • 自社の全体戦略を理解する
    • 自社の能力や性格としての特徴(強み、弱み)を把握する
  • Comsumer(消費者の理解)
    • マーケティングは消費者理解に始まり終わる
    • 消費者を量的に理解すること(数値データを使って全体像を理解するのに役立つ)
    • 消費者を質的に理解する(消費者の深層心理=深堀りするのに役立つ)
  • Customer(流通など中間顧客の理解)
    • 自社と消費者間にいる存在
    • 協働して市場価値を作り上げているパートナーとも言える
    • 着網すべきポイントはCompanyと一緒
  • Competiter(競合他社の理解)
    • ライバル社だけしておけばいいというものではない
    • 広義においての競合理解が必要
    • 自ブランドが消費者に提供できる価値が何なのか?を正しく理解する
  • Comunity(ビジネスを取り巻く地域社会の理解)
    • 社会がビジネスに与える様々な外部要因のこと
    • ex. 法律、世論、税率、景気

2. 目的の設定(Objective)

  1. 実現可能性(ぎりぎり届く高さを狙う)
    • 無理ではないけど、行けるかもと思えるものが望ましい
  2. シンプルさ
    • 人が理解できる、覚えられる、すぐに思い出せるもの
  3. 魅力的かどうか
    • 魅力的な目的は人的資源を増加させる→やる気が出る!

自分で決められないことも多いが、降ってきた目的をより明確に再定義して提案する

読書メモ

ページ

マーケティングの役割

  • 会社からマーケティングに期待されることはトップライン(売上金額)を大きく伸ばすこと
  • マーケティングは会社の頭脳であり、同時に多くの部署を動かす会社の心臓の役割を担う

逆にいうと、中心になり得ていないマーケティング組織では会社に貢献できないということ?

ページ

消費者の方を向いて、消費者のために働け

  • 消費者の価値観になる
  • どれだけ消費者価値につながるのかを常に考える

様々な重役や成約の中で、自分起点で周囲を説得する、人を動かすことが重要

ページ

マーケティングの本質

  • マーケティングの本質とは、「売れる仕組みを作ること」
  • どうやって売れるようにするのかというと、消費者と商品の接点を制する(コントロールする)ことで売れるようにする
  1. 消費者の頭の中を制する
    • 認知率
    • ブランド・エクイティ→ブランドに対する一定のイメージ
    • →ブランド・エクイティを築くための活動が「ブランディング」という
  2. 店頭(買う場所)を制する
  3. 商品の使用体験を制する

マーケティングの最大の仕事は消費者の頭の中に「選ばれる必然」をつくること、そのための活動をブランディングという

自社商品がなぜ選ばれているか?そこを深堀りできて周知すれば、それはもうブランディングということになるのかな?

ページ

パーチェスフローとは

  • 「売れる仕組み」は、消費者とブランドの接点をコントロールする
  • 消費者の頭の中を制するには、自ブランドの認知率を高め、選ばれる必然になるような「ブランド・エクイティ」を構築する=「ブランディング」
  • マーケターは「パーチェスフロー」を使って目的達成の必要条件を導き出し、フロート整えるように、ビジネスドライバーを改善して広げていく
ページ

なぜ戦略が必要なのか?

  1. 達成すべき目的があるから→目的にリソースを費やす
  2. 資源は常に不足しているから→資源が足りているときなど無い

目的が無く、資源が潤沢にあるなら、戦略を立てる必要はない

限られたリソースの中で、効果的にどこにリソースを投入するか決めることを戦略をたてるということ

ページ

戦略的に考えるということ

  • 目的(Objective)とは、達成すべき使命のこと
  • 目標とは、その目的を達成するために経営資源を投入する具体的な的のこと

目的は”パリ占領”、目標は”フランス軍”

ページ

戦略用語

目的

命題、最上位概念

目標

資源集中投下の具体的な的

戦略

資源配分の選択

戦術

実現するための具体的なプラン

具体例
目的目標戦略戦術
嫁と仲直り弱点の甘いものを使う土産にロールケーキを買う
部下たちが
いきいきと働くこと
本部の全員仕事の疲れを癒やして
リフレッシュさせる
全員に年に1回
2週間の連続休暇
ページ

良い戦略と悪い戦略の見分け方

戦略の4Sチェック

selective選択的かどうか?やること、やらないことが区別されている
Sufficient十分かどうか?量的に足りているかどうか
(必要な量)※足りないならもっとselective
Sustainable継続可能かどうか?短期ではなく中長期的に維持できるか
Synchronized自社の特徴の整合性は?自社の特徴(強みと弱み)を有利に活用できているか
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