【読書ノート #85】ブックライターが教える はじめての本の書き方(蔵本 貴文)
「蔵本 貴文」さんの「ブックライターが教える はじめての本の書き方」を読んだ感想とメモを書いています。
基本情報
本のタイトル | ブックライターが教える はじめての本の書き方 |
本の評価 | |
著者 | 蔵本 貴文 |
発売日 | 2024/1/13 |
感想
- 文字数を全然かけないため、読みました
- 本を書くための注意点がわかりやすかった
- 特に、自分用の目次を作る視点や具体化するために副詞や形容詞を禁止するのがわかりやすかった
気づき
- 深堀りするのが書籍の書き方
- 具体化するためには、副詞や形容詞をできるだけ使用しないこと
- 本は1つのメッセージを伝えるために書いている。そのメッセージを具体的に伝えるために構造化したものが目次。
- 目次の順番は、自分が最も伝えたい人が優先して聞きたい順番にする
ToDo
- 具体化にこだわる。自分しか書けない内容を書く
- 必ず目次に従う。そのためには構成をしっかり決める
深掘りするのが書籍の書き方
文字数が足りない場合はどうすればよいのでしょうか。
それは深掘りが足りていないのです。どんなテーマでも、深掘りすれば、文字数は脇道にそれることなく、どんどん増えていきます。
深掘りが足りないって言葉に納得。書こうとするときに、素材集めが足りていなかった。さらに自身の体験について、具体的な深掘りが足りていないから文字数が足りなくなっている。
実例を入れるべきでしょう。まず、いつの話なのか?どんな話をしようとして、どんな言葉をかけたのか。相手の反応はどうだったのか。そのように内容を掘り下げて、詳しく書き込んでいく。それこそが本の文章なのです。
抽象化ではなく、具体化していく。具体化にこそ本の価値がある。具体が知りたいことなんだ。
執筆作業で一番苦しいこと
一番苦しいのは、執筆する作業。
作業手順としては
目次を作成する作業
書く内容を練る作業
執筆する作業
遂行する作業
執筆を楽にする5つのヒント
- 必ず目次を書く、それに従う
- 一人の読者、1つのメッセージを意識する
- 文字数を意識する
- 書くスピードが速いほど良い意識を持つ
- アイデア・執筆・推敲を分ける
2種類の目次を使い分ける
執筆に使う目次と、実際の本で使う目次は分ける
書くときに迷わない目次を作る
例えば、
- △△がダメな3つの理由 ではなく
- ○○、××、□□の理由で△△はしてはいけない
と書いておく
章の順番は、決めた読者の興味がある方を先に持っていく
読者を決めると迷わなくなる。
常に読者ファーストに
原稿の質を上げる5つの原則
- 目次も文章を書くように作る
- 細部を徹底的に書き込むこと
- 冒頭で読者の関心を引きつける
- 推敲は大きな流れから細部へ進む
- 最後に細かなとげを取り除く
目次も文章を書くように作る
1つの本は、1つのメッセージを持っているべきです。
目次がストーリーになっていればいいのです。目次を読むと1つの物語になっていれば、それが本一冊としてのテーマ性につながるのです。
ビジネス書はわかりやすさ重視。見出しで内容が分かるように書く。
形容詞や副詞を禁止する。
とっても、すごく、早くなど。
これら形容詞や副詞をなるべく使わないのが、いい文章を書くうえで大事なことです。特に形容詞を強調する副詞「非常に」「とても」「かなり」などは無条件で削除するくらいでいいと考えています。
文章の細部を引き立てるには、数字などの具体的な言葉に置き換える。
リズムを整える(語尾を整える)
ですます調の中に一部、である調をまぜる
体言止めを混ぜる
「です」を「ですね」など会話調を入れ込む
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