【Linux】ユーザー・グループ管理の使い方【システム機能】

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Linuxのシステムで重要な機能のユーザーやグループ管理システム。
今回は、それらの機能の使い方をご紹介いたします。

この記事におすすめの人
  • Linuxのユーザー・グループの機能について知りたい
  • ユーザー・グループの確認・作成方法が知りたい
目次

ユーザーについて

ユーザーの種類

ユーザーの種類は主に3種類あります。

  1. 一般ユーザー – 通常利用者
  2. スーパーユーザー – システム管理者(強い権限を持つ-root権限)
  3. システムアカウント – アプリやサービスで使う(Web・DBなど) 

ユーザーの確認

ログインユーザーの表示

~$ who

ユーザーが表示されました。

~$ who
ubuntu   pts/2        2021-02-14 04:58 (tmux(186).%0)

ユーザー一覧の確認

~$ cat /etc/passwd

ユーザー一覧の情報は「/etc/passwd」ディレクトリにあります。

~$ cat /etc/passwd
root:x:0:0:root:/root:/bin/bash
daemon:x:1:1:daemon:/usr/sbin:/usr/sbin/nologin
bin:x:2:2:bin:/bin:/usr/sbin/nologin
sys:x:3:3:sys:/dev:/usr/sbin/nologin

~ 省略 ~
systemd-network:x:101:102:systemd Network Management,,,:/run/systemd/netif:/usr/sbin/nologin
systemd-resolve:x:102:103:systemd Resolver,,,:/run/systemd/resolve:/usr/sbin/nologin
ubuntu:x:1000:1000:,,,:/home/ubuntu:/bin/bash
  1. rootアカウント
  2. システムアカウント
  3. ユーザーアカウント

それぞれが確認できました。

ユーザー一覧の見方

root:x:0:0:root:/root:/bin/bash
daemon:x:1:1:daemon:/usr/sbin:/usr/sbin/nologin
ubuntu:x:1000:1000:,,,:/home/ubuntu:/bin/bash

各項目は、セミコロンで区切られています。

uidはユーザー種別によって決まります。

  • root – 0
  • 固定システム – 1~999
  • 一般ユーザー – 1000以降

ホームディレクトリは、ユーザーがアクセスできる領域を示しています。

ユーザーの追加

~$ sudo adduser username

コマンドを入力すると、パスワードが求められます。

~$ sudo adduser test_name
Adding user `test_name' ...
Adding new group `test_name' (1001) ...
Adding new user `test_name' (1001) with group `test_name' ...
Creating home directory `/home/test_name' ...
Copying files from `/etc/skel' ...
Enter new UNIX password:

パスワード入力後には他の情報も入力し、完了です。

Enter new UNIX password:
Retype new UNIX password:
passwd: password updated successfully
Changing the user information for test_name
Enter the new value, or press ENTER for the default
        Full Name []:
        Room Number []:
        Work Phone []:
        Home Phone []:
        Other []:
Is the information correct? [Y/n] y

ユーザーの切り替え

~$ su user_name

コマンドを入力するとパスワードが求められるため、入力してください。

~$ su test_user
Password:
test_user@6028bff15d039800b8d5c4af:/home/ubuntu$

元のユーザーに戻す

~$ exit

これだけで戻れます。

グループについて

グループとは

ユーザーは、どこかのグループに属している必要があります。

グループに対して、アクセス権限を決めておくことで、ユーザーの権限を簡単に管理することができます。

グループ一覧表示

~$ cat /etc/group

グループの一覧情報は「/etc/group」ディレクトリにあります。

グループメンバーの確認

~$ groups group_name

idの表示

~$ id user_name

グループの作成・削除

作成

~$ sudo groupadd group_name

削除

~$ sudo groupdel group_name

グループにユーザーを追加・削除

作成

~$ sudo gpasswd -a user_name group_name

削除

~$ sudo gpasswd -d user_name group_name

参考

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