【読書ノート#15】知的複眼思考法(苅谷 剛彦)
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目次
基本情報
本のタイトル | 知的複眼思考法 |
本の評価 | |
著者 | 苅谷 剛彦 |
出版社 | 講談社 |
発売日 | 1996/9/25 |
どんな本?
自分の頭で考えるとはどんなことなのか、著者と関わりながらする批判的読書とは何なのか?考えることについて知れる本。
どんな人におすすめ?
複数の視点から物事をみたい、書くことと考えることについて知りたい人におすすめ。
本を読む前、読んだ後の問いと今後の行動
STEP
本を読む前の問い
何を学びたいのか?
- 自分の主観だけではなく、複数の視点で物事を見れる考え方を知りたい
それを学んで自分はどうなりたいのか?
- 物事を多面的に見て、自分の意見を持てるようになりたい
STEP
本を読んだ後の問い
この本の問題提起は何か?
- 複眼思考をもとう
問題的に対する解決策は何か?
- 自分の頭で考えるということは、ありきたりな常識や「正解」という幻想にとらわれないこと
著者が伝えたいことを3つに絞ると何か?
- 自分の頭で考える
- 批判的読書は書き手の言い分を鵜呑みにせず疑問を感じること
- 問いを作るためには、自分で答えを探し出すという行動をするか
STEP
今後の行動
具体的なアクション
- 読書の際には、批判的に見るようにする
- 知識を受け入れるのではなく、自分で考えるようにする
読書メモ
ページ
自分の頭で考えるということ
- 複眼思考とは、ありきたりの常識や、紋切り型の考え方にとらわれずに、物事を考えていく方法のこと
- 常識にとらわれないためには、ステレオタイプから抜け出し、それを相対化する視点を持つことが重要
- 知識も大事だが、「正解」がどこにあるという発想からは複眼思考は生まれない
ページ
著者と関わりながら読書をするコツ
- 書き手の言い分を鵜呑みにしない読書をする
- 批判的な読書を通じて、ものごとに疑問を感じる
ページ
批判的読書のポイント
- 著者を簡単には信用しない
- 著者の狙いをつかむ
- 論理を掴む、根拠を疑う
- 著者の前提を探り疑う
ページ
書くことと考えること
- 「自分だったらどうするか?」というところまで考えて、考えたことを考えたままにしないで必ず紙に書く
- 考えるという行為は、その考えが何らかの形で表現されて初めて意味を持つ→表現しようとすることが意味をもつ
- 書くという行為は、もやもやしたアイデアに明確な言葉を与えていくことであり、書くことで考える力もついていく
ページ
論理的文章を書くポイント
- まず、結論を先に述べ、それからその説明するというスタイルをとる→言いたいことを最初にバーンという
- 理由が複数ある場合は、予めそのことを伝える
- 判断の根拠がどこにあるか、明確に示す→判断根拠が単なる思いつき以上のものであることを示す
- その場合、その根拠に基づいて推論をしているのか、断定的に言っているのかわかるようにしておく
- 別の論点に移るときは、それを示す言葉を入れておく→段落を変えたり、変わったことを示す表現をする
- 文と文のがどのような関係にあるのかを明確に示す
分かりやすい文章が書ける「ロジカル接続詞」の使い方
分かりやすい文章を書くには、接続詞も重要な要素になります。 なぜなら、接続詞は文をつなげる以外にも役割があるからです。 今回は、分かりやすい文章が自然と書ける…
ページ
疑問から問いへ
どうしたら疑問を問いへ変えられるか?
ページ
「どうして?」→「なぜ?」という問いかけ
「どうして、どうなっている」は考えることに結びつきにくい
ページ
ビッグワード(抽象的な概念)を避ける
概念の独り歩きが始まり、マジックワードに変わってしまう
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