プロッター(PLOTTER)A5購入レビュー:ロロマクラシックをやめて「携帯性」を選んだ決断の理由

システム手帳を愛用する皆さん、こんにちは。
私自身、今年の3月頃からバイブルサイズのシステム手帳を使い始めました。
しかし、日々のスケジュール管理、予実管理、そしてタスク管理を徹底する中で、すぐに一つの壁に突き当たりました。
それは、「バイブルサイズでは、実現したいレベルの管理ができない」 という紙面の限界です。
もちろん、携帯性は最高です。しかし、詳細な予実やタスクを細分化して書き込むには、紙面が決定的に足りませんでした。
この問題を解決するために、私が重厚な「ロロマクラシック」を断念し、最終的に真逆のコンセプトを持つ 「プロッター A5サイズ」を選んだ決断の理由と、実際の運用方法を解説します。
- バイブルサイズからのステップアップを検討している人
- 「ロロマクラシック」と「プロッター」のどちらを選ぶか迷っている人
- 携帯性を維持しつつ、A5サイズの広い紙面を活用したい人
1. プロッターを選んだ理由
私の手帳選びの最大の課題は、「広い紙面(A5)を確保しつつ、仕事やプライベートで常に持ち運べる携帯性を実現すること」でした。
バイブルサイズの限界

いままでは、ロロマクラシック バイブルサイズ25mmで予実管理やタスクの細分化を行っていました。
しかし、徐々に紙面を広くしたいと思い始めました。詳細なスケジュールとタスク、日々の行動記録(デイリーリフィル)を同時に管理するには、A5サイズ(A4用紙の半分)という絶対的な紙面の広さが必要だと感じたからです。
ロロマクラシックA5の断念
当初は、すでに持っているロロマクラシックの「A5リング径20mm ブラウン」を購入しようと考えていました。重厚で素敵なロロマクラシックは、所有欲を満たしてくれます。
しかし、A5サイズでリング径20mmという仕様は、鞄に入れて日常的に持ち運ぶには物理的に重く、かさばるという判断に至りました。
プロッターの魅力に気づいた
以前からプロッターの存在は知っていましたが、「リング径11mmではリフィルが足りない」と思い込み、検討を避けていました。
ですが、今回の「広い紙面と持ち運びの両立」という厳しい条件に直面し、プロッターを再検討した結果、以下のコンセプトが自身の目的に完全にフィットしていると気づきました。
- 革の質感と薄さ: 無駄のないシンプルなデザインで、手帳が「ツール」として機能することを追求している。
- 携帯性への特化: 11mmという薄いリング径は、手帳を分厚くしないための明確な思想がある。
最終的に、プロッターA5(11mmリング)の購入を決断しました。色は、より経年変化を楽しめるようにベージュを選択。
2. プロッターの価値と活用法
良かった点 1:見た目と薄さ
シンプルで無駄のない美しさは、見た目のかっこよさだけでなく、机の上で邪魔になりませんでした。
- 薄型で持ち運びやすい: 11mmリングは、15mmや20mmリングと比較して、書きやすさと携帯性のバランスが優れています。
良かった点 2:オプションによる機能のカスタマイズ
プロッターはペンホルダーや収納スペースが付属していないため、自分に必要なものだけを追加できるのが魅力です。
特に以下のオプションは、プロッターの運用を劇的に快適にしました。
- リフィルメモパッド: リフィルでありながら糊付けされているため、ノートのように単体で使え、必要なページだけを切り離してバインダーに綴じることができます。
- バンド・ペンケース: 手帳が薄いため、バンドで固定し、ペンケースを後付けすることで、バインダーのコンセプト(薄さ)を崩さずに機能を拡張できます。
3. 最大の弱点:リフィル容量への対処方法
プロッターA5の最大の弱点は、11mmリングがもたらす「挟める量の少なさ」 です。
わかっていたことですが、想像以上に容量は厳しく、特に自作リフィル(ウィークリー、デイリー)が嵩張るため、リフィルの厳選は必須です。以下の対処を行いました。
- デイリーリフィルの厳選: 過去のリフィルはすべて外に出し、必要なリフィルのみを挟む。
- リフィルメモパッドの活用(最重要): リフィルパッドを 「別に持ち運べるノート」として活用し、必要な情報だけをバインダーに綴じることで、容量不足を回避。
4. プロッターを中心とする今後の手帳運用方法
持ち物が減った
これまでアウトプットや仕事のメモにA4リングノートを使用していましたが、かさばることと、紙面が広すぎて使いきれない非効率性がありました。
今後は、A5プロッターのリフィルメモパッドがその代替となります。
- 持ち運びの最適化: 仕事中に持ち運ぶものが「パソコンとプロッター」だけで済むようになり、圧倒的に快適になります。
- 情報の集約: ノートリフィルを前後で「仕事」と「プライベート」に分けて記入し、情報の一元管理を実現します。
他の手帳との使い分け
| 手帳の種類 | 用途 | 持ち運び | 役割 |
|---|---|---|---|
| A5 プロッター (11mm) | メイン(目標管理・スケジュール) | 常時(仕事・プライベート) | 行動の中心、広い紙面での予実・タスク管理 |
| バイブル ダヴィンチ (15mm) | サブ(携帯性特化) | 必要時(ジム、買い物など) | 荷物を軽くしたいときの代用 |
| バイブル ロロマクラシック (25mm) | ホーム(家置き) | なし | プライベートの保管・資料まとめ用データベース |
プロッターをメイン(ハブ)とすることで、その他の手帳が明確な役割を持つ、効率的なシステムが確立されました。
まとめ:プロッターは所有欲と携帯性を両立する最高の「相棒」
「重厚さ」という魅力から離れ、「携帯性」と「紙面の広さ」という機能的な価値を優先してプロッターを選んだ決断は、大正解でした。
プロッターは、そのシンプルさゆえに所有欲を満たし、また、私のタスク管理を支える最高のレザーバインダーです。
今後は、この相棒の経年変化を楽しみつつ、仕事とプライベートで最大限に活用していきます。

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