手が止まらない!ブログ執筆を爆速化する「手書き×Obsidian」の4Step

ブログ記事を書くのは、正直言ってエネルギーがいりますよね。私も過去に何度も挫折を繰り返してきました。
その最大の原因は、「どう書き始めればいいか」「どう構成すればいいか」という、執筆プロセスそのもので悩んで手が止まってしまうことでした。
しかし、試行錯誤の末、自分にとって最も効率的で、分かりやすい文章を簡単に書けるようになる仕組みを発見しました。今回は、迷いや挫折から解放された私自身の「効率的なブログ執筆術」を、具体的な4ステップでご紹介します。
- ブログ執筆でいつも手が止まってしまう人
- 記事の構成やアウトライン作成に時間がかかる人
- 質の高い記事を効率的に量産したい人
Step 1:A4リングノートでアイデアを爆発させる(0→1)

一番ハードルの高い「0→1」の作業を手書きで乗り越える
記事作成で最も負荷が高いのが、ゼロからアイデアを生み出す「0→1」の作業です。この作業に最適なのが、A4リングノートでの手書きだと考えています。
パソコンでのタイピングでは、途中で「文章を整えよう」として思考が中断されがちですが、手書きなら思考を途切れさせず、最も早く、楽に発散できます。
最近は、自宅や職場でA4リングノートを持ち歩き、隙間時間を見つけてはメモを取る習慣をつけています。メモは、ブログのテーマやネタとなる「キーワード」や「問い」の形に落とし込みます。
例:「最近の文章作成はどんなプロセスで行っている?」「A4リングノートで一番使いやすいと感じているのは何?」など。
手書きこそが、思考の瞬発力と書くスピードを劇的に高めると実感しています。
リングノートは綴じノートよりも多機能で快適
なぜ綴じノートではなくリングノートを選ぶのでしょうか。それは、携帯性と快適性に優れているからです。
A4サイズは情報量が多くて便利ですが、広げると場所を取ります。しかし、リングノートは半分に折り畳めるため、省スペースで使えます。
さらに、縦向きではなく「横向き」に使うのがおすすめです。リングが手に当たりづらくなるため、快適に思考を続けることができます。
箇条書きで素材をひたすら書き出す
思考をストップさせないために、最初から「文章」の形で書くのは避けましょう。
まずは箇条書きで、キーワードや短いフレーズとして素材を集めます。文章の元となる素材をどれだけ集められるかが、後の執筆スピードを決めます。
基本的な進め方は、「見出しを考えたら、それを問いの形に変換し、その問いに箇条書きで答える」という流れです。
例えば、見出しが「リングノートは綴じノートよりも多機能」であれば、「なんで多機能なの?具体的に何が優れている?」と自問し、その答えとなる素材(「折り畳める」「省スペース」「横向きに使える」など)を箇条書きで書き出します。
箇条書きは、発散的な思考に最適なツールです。
Step 2:Obsidianで論理的なアウトラインを構築する(設計図)
なぜObsidianが「設計図」作成に最適なのか
手書きメモで集めた素材を見ながら、記事の「設計図」となるアウトラインをObsidianで作成します。
Obsidian(https://obsidian.md/)はMarkdown形式で記述できる多機能エディターですが、特にアウトライン作成に適した以下の機能が揃っているため、私は愛用しています。
- Markdown形式での記述: 執筆フェーズでそのまま使える形式で文章を整理できます。
- 強力なアウトライナー機能: 箇条書き要素の順序入れ替えが容易で、素材の整理・構成検討が直感的です。
- 簡単画面分割: アウトラインと執筆画面を左右に並べる「2画面体制」を素早く構築できます。
- 文字数チェック: 目標とするボリュームを意識しながら作業を進められます。
- オフライン利用可能: ネット環境に依存せず、どこでも集中して作業が可能です。
これだけの機能がシームレスに連携しているエディターは、ブログ執筆の効率を極限まで高める上で欠かせません。
論理的なアウトラインをつくる

手書きメモを見ながら見出しを決めます。
見出しが決まると構成が決まり、素材の順序を整理するだけで済みます。素材が目に見えて整理されている状態だと、執筆中に構成で迷子になることがなく、スムーズに書き進められます。
具体的なアウトライン化の手順は以下の通りです。
- PREP法のフレームワークで情報を整理する
- 手書きの素材を、表現を整えながらアウトラインに落とし込む

- P (結論): 0→1の作業にはA4リングノートでの手書きが最適である。
- R (理由): 記事作成で最も負荷の高い0→1の作業を、手書きが最も早く楽に発散させ、手が止まるのを防げるから。
- E (事例): 実際、リングノートを持ち運び、時間を見つけて「問いの形」でメモしている。
- P (結論再主張): この手法により、思考の瞬発力と執筆の準備が万全になる。
このように、見出しごとに素材をPREPに沿って整理することで、次の「文章化」のフェーズが格段に楽になります。
Step 3:アウトラインを見ながら文章に昇華させる(作業)

ここまで準備が整えば、文章化はもはや「作業」です。
アウトラインに沿って、表現や接続詞といった「文章のつながり」を意識しながら文字を打ち込んでいくだけです。以前手が止まっていたのは、「構成を考える」「素材を出す」「文章化する」という複数のタスクを同時にやろうとしていたからでした。
準備が万全であれば、構成で悩むことも、素材集めで手が止まることもありません。
このフェーズの主な目的は、「文章化と整合性チェック」です。文章全体のテーマ(タイトル)と、各見出しの主張(伝えたいこと)が一貫しているかを確認します。
Obsidianの画面分割機能を使って、左側にアウトライン、右側に執筆画面を表示する「2画面体制」で進めると、非常に便利です。
これで記事のドラフトは完成です。
Step 4:Geminiを活用して文章を磨き上げる(推敲)
最後に、記事の質を一段階高める推敲を行います。ここで活躍するのが生成AIのGemini(https://gemini.google.com/app?hl=ja)です。
自分一人でも推敲は可能ですが、誤字脱字の見落としや、表現のマンネリ化といった限界があります。第三者の目でチェックしてもらうのはハードルが高いですが、Geminiなら手軽に推敲をお願いできます。
使い方はシンプルです。
- 作成した文章をGeminiにコピー&ペーストし、推敲の指示を行う。
- Geminiに原文・修正箇所・理由を一覧表としてまとめてもらう。
これにより、客観的な視点での修正案が提案されます。
大事なポイントは、全部を任せるのではなく、あくまで一覧表を見ながら自分で検討することです。それが、自分の言葉で書かれた文章を守るために重要です。
まとめ
私が試行錯誤の末に見つけた、挫折しない効率的なブログ執筆術は以下の4ステップです。
- A4リングノート:手書きで発散的にアイデアやキーワードを出し尽くす(0→1)。
- Obsidian:PREP法を用いて論理的なアウトラインを構築する(設計図)。
- 文章化:アウトラインに沿って表現と整合性を意識しながら執筆する(作業)。
- Gemini:客観的な視点で文章の品質を磨き上げる(推敲)。
この方法を試すことで、あなたのブログ執筆も劇的にスムーズになるはずです。ぜひ試してみてください。

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