【読書ノート #75】デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか
本のタイトル | デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか |
本の評価 | |
著者 | 針貝有佳 |
出版社 | PHPビジネス新書 |
発売日 | 2023/11/15 |
この本を読んだ目的
とにかく私は早く帰りたい
私は1秒でも早く仕事をしたくないといつも考えている。そのために、いかに効率よく仕事を終わらせるか考えて仕事を組み立てている。
- 楽したい
- 手を抜きたい
- 家に早く帰りたい
- 家族や趣味に時間を使いたい
こんな私なので、デンマーク人はどのように仕事や習慣を持っているか興味を持った。以前にもドイツ人の本、「ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が「豊か」なのか (青春新書インテリジェンス)」を読んだ時も、ほとんど同じきっかけで読み始めた。
デンマーク人の文化・思想が知りたい
私はドイツ人の合理的な考え方が好きだ。過剰サービスをやめて皆休めばいいと思う。では、デンマークはどうなんだろうかと考えた。
本から得た知見
ワークはライフのためにある
どこまでいってもワークは手段だ。
生活のため、自己実現のため、色々あると思う。しかし、結局のところ、ワークは自分のライフの目的や楽しいことを行うための手段でしかない。
以前のわたしは、ワークのためのライフだった。
ワークのためにインプットして、残業して、まずワークありき。ライフを支えるためにはワークが必要。確かにそういう要素もあるかもしれない。でも、ワークのために全てを犠牲にするライフはいつか崩壊する。少なくとも、私は家族をないがしろにして崩壊しかかっていた。
ワークのために残業したり、消耗するのはもったいないこと。
自分の人生にとって、何が大事かを定期的に考える。
仕事と休息はワンセット
休息はホント大事。
定期的に頭を空っぽにする時間が、ひらめきを与えたり、仕事の能率を上げてくれれる。休憩せずにひたすら仕事をしていると、生産性が落ちてしまう。定期的に休息が必要。
短期的にはポモドーロで、長期的には旅行などで気分をリフレッシュしたほうがよい。
人間は、余白があるから生まれるものがある。私の場合、ベランダでボーッと自然を見ている時間がとても心地よく大事な時間になっている。朝のランニングもそうだ。
仕事の時間を確保するなら、一緒に休息をいつとるかも考えなければならない。
失敗もプロセス
失敗する方も、される方も過剰に失敗をおそれていてはいけない。
子どもの成長で考えてみよう。子供は沢山の失敗や試行錯誤の繰り返しの中で成長していく。例えば、よちよち歩きから立つ時に親が補助していては、いつまでも一人で立てない。
大人でもそれは一緒だ。失敗をおそれて仕事で上司がマイクロマネジメントをしていたら、部下は成長しないだろう。失敗から学び、次に活かす。そのサイクロを回すことで人も組織も成長していく。
失敗すること前提で組織をつくる。失敗をおそれていたら、つまらないものしかできない。失敗にたいして寛容でありたい。
必要な社会性
- ストレートに話しをする解決思考・率直なコミュニケーション
- 課題と個人を分離する→それはそれ、これはこれ
- 重要ではないことにこだわらない→枝葉に気をとられすぎ
- 皆の意見を平等に聞く→自分の意見を話しつつ、相手の話も聞く文化
今後の行動
これからも自分の大事なものに時間を使う
それ以外は極力削る。仕事を減らして大事なものに時間を使う。ただ、仕事に時間を注ぎたくなったら注ぐ。だけどメリハリはつけてカバーはする。
強制的に休息をとる
睡眠と一緒。あらかじめ休息をとる時間を確保しておく。渡しの場合
- ベランダでボーっとする
- 土手を散歩する
- 瞑想する
これらを日常生活にとりいれる。
失敗を気にせず行動する
よくよく考えたら、失敗しようとしてもなかなか失敗できないよね。さらに、失敗しても別にいいと思う。死ぬわけではないし。
それよりも行動量を増やすほうがよっぽどいい。行動量を増やして、早めに修正する。そういう思考に修正する。
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