【読書ノート#30】マーケット感覚を身につけよう(ちきりん)

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「ちきりん」さんの「マーケット感覚を身につけよう」を読んだ感想とメモを書いています。

目次

基本情報

本のタイトルマーケット感覚を身につけよう—「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法
本の評価
著者ちきりん
出版社ダイヤモンド社
発売日2015/2/19

どんな本?

市場とは何なのか。なぜマーケット感覚が重要なのかを教えてくれる本。

従来の組織的な考え方から脱却し、誰の何が価値なのか?そういう視点がこれからは大事なんだとハットさせてくれる本。

どんな人におすすめ?

  • マーケット感覚を養いたい人
  • 組織文化から脱却したい人

本を読む前、読んだ後の問いと今後の行動

STEP

本を読む前の問い

何を学びたいのか?

  • マーケット感覚とは何なのか?

それを学んで自分はどうなりたいのか?

  • マーケット感覚を身につけて、自分の価値を第三者に伝えられるようになりたい

いつまでにそれを達成するのか?(期限)

  • 今年中に人に説明できるようにする

どのような成果、結果が欲しいのか?(ゴール・目標)

  • 所得アップ!
STEP

本を読んだ後の問い

著者が伝えたいことを3つに絞ると何か?

  • 普通の人にも売れる価値がある
  • 自分の欲望に素直になる
  • 市場性の高い環境に身を置く

本を振り返って、面白かった箇所はどこか(へぇーって思ったこと)

  • 市場からフィードバックをもらうこと。練習ばかりして市場という実践で磨かないのはもったいないということ。どんどん挑戦して、どんどん失敗したい。

読書メモ

これからの数十年、大きな原価が起こると考えられる状況

  1. 規制によって、消費者が妥当と感じる価値と大きくかけ離れた価格付が行われている
  2. 規制によって、新規参入が意図的に低く抑えられている
  3. 流通経路が複雑で、付加価値を産んでいない中間業者が多数存在する
  4. 経営者の怠慢により、人材を含む貴重な資源が活用されていない
  5. 関係者の怠慢と安定志向のため、新技術が導入されておらず生産性が低い
  6. 規模の小さな企業が多く、運営が非効率で大きな投資もできない
  7. 時代に合わなくなったものが、淘汰の仕組みが無いために温存されている

マーケット感覚を鍛える5つの方法

  1. プライシング能力を身につける
    • 値札や相場は他者の判断結果
    • コスト積み上げ発想からの脱却
  2. インセンティブシステムを理解する
    • あの人はお金のために動いている?
    • 自分の欲望に素直になろう
    • 規制や罰則で問題を解決しようとしない
  3. 市場に評価される方法を学ぶ
    • すべての人にチャンスを与える市場
    • 属人的な組織評価からの脱却
    • 作り込みより「とりあえず、やってみる」
  4. 失敗と成功の関係を理解する
    • 学びに不可欠な2つのステップ
    • フィードバックを得ることが大事
    • 成功への標準プロセスが変わる
  5. 市場性の高い環境に身を置く

印象に残った言葉や表現

ページ

論理思考とマーケット感覚

  • 一歩一歩順を追う論理思考
  • リアルな現場をイメージするマーケット感覚

論理思考とマーケットカンッ買うの両側で考えると、圧倒的に早く、現実的な回答に到達できる

ページ

「よい商品」が高く売れるとは限らない

市場化が進む社会で高く売れるのは「良い商品」ではなく「市場に比べて供給が少ない商品」

需要がどれだけ合っても供給が多ければ高く売れない

ページ

何を売って、何を買うのか

これから重要になるのは、「自分が何を売っているのか」「何を買っているのか」について意識的になることです。

常に市場を意識する

ページ

普通の人も「売れる価値」を持っている

世の中で最も多いのは、普通の人で、一番大きい市場は「普通の人」をターゲットにした市場

普通の自分を過小評価しなくてOK

ページ

お得は価値がある?

本当に大事なのは、その商品がお得、安いから買うのではなく自分の価値基準に照らして「本当に自分にとって価値があるのか?」と考えること

情報に踊らせれるのではなく、自分にとって妥当か・本当に必要化考える

ページ

プライシングができる考え方

  1. 自分にとって、この商品の価値はいくらか?
  2. 他の誰かにとって、この商品の価値はいくらか?
  3. そのまま別の誰かにとって、この商品の価値はいくらか?
  4. この商品を最も高く評価する人は、どのような人たちか?
  5. この商品を誰に向けて売れば、価格は一番高くできるのか?もしくは一番たくさん売れるのか?
ページ

自分の欲望に素直になる

自分の欲しい物がわからなくなると、他の人が欲しい物が分からなくなる

実現可能性を考えすぎると、自分の心が分からなくなる→自分が欲しいものは何なのか?を考える

ページ

欲望を抑えつけない

世の中の動きとは、そこに行きている人間の集合体。

それぞれの人間が何を求め、どんな気持ちが行動につながるのか想像する力を鍛えないとマーケット感覚が身につかない。

ページ

組織より市場に評価されよう

組織に評価されるということは、特定の人に評価されるということ。市場評価は本当に必要なもの、求められている価値が選ばれる。

ページ

たくさん失敗して学ぶ

  • 失敗経験がない=これまでの人生においてチャレンジをしてきていない
  • 失敗経験がない人=成功するのに必要な学びを得ていない人

よく言えば、失敗は成功の母。失敗せず殻に閉じこもっているのは、コンフォートゾーンで何もしていないだけだ。

ページ

学びに不可欠な2つのステップ

  1. 組織から学ぶ→学校・研修・会社
  2. 市場から学ぶ→やってみて、その失敗や経験から学ぶ

成果を出すためには

  1. 正しい方法を習い反復練習を覚える
  2. 学んだことを実践し、現実的な環境下で成果が出せるよう、経験を積む
ページ

もっと学ぶ必要があるなら、市場で学ぶ

他人に比べて自分は成長が遅いと感じたら、勉強ではなく市場での実戦経験(失敗から学ぶ経験)が足りない

実践は怖い、だけど一歩踏み出して失敗することが成長の一歩

ページ

フィードバックを得ることが目的

自分には何の取り柄もないと思う人ほど、早めに市場に向き合い、積極的に市場から得られるフィードバックを活用する

  • 失敗しないように準備する
  • うまくできるように練習する
  • とりあえずやってみる
  • 失敗する
  • 市場からフィードバックを得る
  • もう一度やってみる
ページ

市場性の高い環境に身を置く

市場性の高い場所とは、需要者と供給者が価値を交換する現場や市場的な意思決定方法が採用されている環境のこと。

「誰々が言ったから」とかで決めたくないな。一方弊社は…考えてすらいない。

ページ

変わらなければ、替えられる

問題に直面した時、2つの選択肢がある

  1. 状況を「改善」すること→変える
  2. 何もせずにそんな状況を見限ること→替える

会社を替える

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