【読書ノート#3】バカの壁(養老 孟司)
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目次
基本情報
本のタイトル | バカの壁 |
著者 | 養老 孟司 |
出版社 | 新潮新書 |
発売日 | 2003/4/10 |
感想
社会への見方が変わった。20年以上前の本だが、状況はほとんど変わっていないと感じた。
バカとか利口とかってのも、社会的に〇〇ってラベル付けでしか無く、そもそもそんなこと考えることのアホらしさを感じた。
いろんなことを知って、自分のしたいことをこれからもします!
印象に残った言葉や表現
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ページ | 内容 | 気づき+ToDo |
---|---|---|
15 | 自分たちが、「わかっている」「知っている」という思い込み。 本当は何もわかっていないのに、分かった気になっていることが怖い。出産について「知っている」と「経験したこと」では全く違うのに、「知っている」だけで分かった気になってしまう。 | 「知っている」だけでは、何も知らないという前提を持つ。そして事柄を経験しようとする意欲と行動を持つ。 |
46 | 世間がいう個性は、「求められる個性」を発揮しろってこと。 個性とは他社との違い、共通解を逸脱していることだが、それだけでは社会では迷惑モノ扱いされる。つまり「社会が・世間が・会社が」求めている個性を発揮しろってこと。 | 子供には、個性の前に相手が何を考えているか、気持ちが考えられるように一緒に考えたい。 |
60 | 知るということは、世界の見方が変わること→ガンの告知と一緒。 昨日とは違う自分に生まれ変わり、絶えず過去の自分は消されて新しいものが生まれている。 | 常に新鮮な見方が出来るように、インプットとアウトプットの量を増やしていきたい。 |
139 | 人生の1/3は無意識 寝ている時間を自分の時間と外して考えている | 意識がある瞬間が全てだと感じても、自分が意識していない時間が必ずあって全てではない。 |
126 | 利口とバカの違いは「社会的適応性」 社会的適応性とは、「言語能力」と「共感性」 | 結局集団に対して都合が良い存在だということ。だからあまり利口とかバカとか気にしなくて良いのかも |
31 | 脳内の1次方程式 y=ax 五感からの入力を、脳がどれだけ反応するか。興味関心によってそれぞれ反応は違う。共感性や社会性が高い人は、この係数が周りの人と大きく差が出ていないということ | 反応に対する違いって視点が面白い。 |
176 | 合理化の末路 働かなくても食える状態が欲しい→1/10で省力化→9/10が暇する→都会に行く→仕事が余る | 合理化の先には何があるんだろう?仕事が余っている側の人間でのんびり暮らしたいなー |
189 | 花見酒経済 樽の酒をお金を渡し合って飲むと酒は無くなっていく。 お金はずっと価値があり、使い続けられると思いこんでいるから成り立っている。 | 結局お金は使う権利でしかない。権利をやり取りしているだけ。権利に固執する意味はあるのか? |
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