【統計学】条件付き確率・期待値の求め方【例題】
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目次
例題
ある試験の対策講座が開講され,その対策講座を受講すれば 70% の確率で試験に合格し,受講しなければ30% の確率で合格するものとする。試験の受験者が対策講座を受講する確率は 20% であるとする。
試験を受験した人から無作為に 1 人選んだとき,その人が対策講座を受講した合格者である確率はいくらか。
- 対策講座を受講する確率 = 20%
- 対策講座を受講して合格する確率 = 70%
つまり、\(0.2 \times 0.7 = 0.14\)
答えは14%となります。
試験を受験した人から無作為に 1 人選んだとき,その人が合格者であることが判明した。このとき,その人が対策講座の受講生である確率はいくらか。
まずは全体の合格確立を求めてみます。
- 対策講座を受験した合格者
- 対策講座を受験していない合格者
をそれぞれ求める必要があるので、①は先ほど求めた0.14がありますので②を求めます。
対策講座を受験した確率は20%ですので、受験しない確率は
\(1-0.2 = 0.8\)
対策講座を受講しなかった場合の合格率が30%ですので
\(0.8 \times 0.3 = 0.24\)
となり、合格率を合わせると\(0.14 + 0.24 = 0.38\)になりました。
対策講座を受講して合格した確率を求めるので
\(\begin{eqnarray}
\frac{対策講座を受講した人の合格確立}{全体の合格確立} &=& \frac{0.14}{0.38} \\
&=& 0.368
\end{eqnarray}\)
となり、答えは37%になりました。
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