【確率】期待値と確率頻度分布について
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目次
確率とは
確率とは、事象の起こりやすさを示します。
確率の公式
\(P(X) = \frac{対象とする結果}{標本空間}\)
- 対象とする結果とは、起こると想定している結果を指します。
- 標本空間とは、起こりえる全ての結果を指します。
例:コインを投げて表が出る確率→\(P(X) = \frac{1}{2}\)
期待値
期待値とは、ある実験などを行った際に期待される結果をいう。
期待値
\(E(A) = 実験を行ったときに起こることが期待される結果\)
試行 | 単一結果 |
実験 | 試行を複数回行ったもの |
経済的確率 | 実際行った経験に基づいて計算した確率 |
期待値 | 実験を行った際に想定される結果 |
例:
試行 – コインを1回投げて記録
実験 – コインを20回投げてそれぞれの結果を記録
経済的確率 – 10回実際にコインを投げて表が出た回数を10で割ったもの
カテゴリ変数の期待値 | \(E(X) = p * n\) 例: 5枚のくじから、2枚の当たりくじが入っており3回引く → \(P(A) = \frac{2}{5} * 3\) |
量的変数の期待値 | \(E(X) = \sum_{i=1}^{n} x_{i}*p_{i}\) |
頻度
それぞれの事象の確率をまとめたもの。
例えば、二つのサイコロの合計値の出る値は
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
上記のようになるが、頻度は7が最も多く、2と12が最も少なくなる。
この結果を元に確立頻度分布にまとめると以下になる。
合計 | 頻度 | 確率 |
---|---|---|
2 | 1 | 1/36 |
3 | 2 | 1/18 |
4 | 3 | 1/12 |
5 | 4 | 1/9 |
6 | 5 | 5/36 |
7 | 6 | 1/6 |
8 | 5 | 5/36 |
9 | 4 | 1/9 |
10 | 3 | 1/12 |
11 | 2 | 1/18 |
12 | 1 | 1/36 |
確率は、頻度を標本分布で割ることにより求められる。
余事象
余事象とは、ある事象以外のすべてを意味します。
余事象
\(
事象 = A \\
余事象 = A^c \\
-> A + A^c = 標本空間
\)
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