【統計学】時系列データの4つの変動要因【傾向・循環・季節・不規則】
時系列データとは、等間隔に観測されたデータの集まりのことを言います。
今回は、統計検定でも必須知識の時系列データが持つ4つの変動要因についてご紹介いたします。
4つの変動要因について理解できる
- 傾向変動
- 循環変動
- 季節変動
- 不規則変動
時系列データとは?
冒頭でもお話しした通り「時系列データ」とは、等間隔(一定間隔)で観測されたデータの集まりのことを言います。
連続した値を持ち、その変化がどうなっているのか傾向を掴み分析することが「時系列データ分析」という事です。
具体例でいうと株価やお店の毎日の売上などが挙げられます。
時系列データの4つの変動要因
傾向変動(トレンド)
傾向変動は、長期的に見る持続的な変化を指します。
例えば株価の場合、基準価格が将来的に上昇するのか加工するのかとても気になりますよね。
このように短い期間の細かい変化ではなく、長い期間からどのような傾向があるのかを捉える要素です。
循環変動(サイクル)
循環変動は、ある一定の周期で現れる変化を指します。
傾向変動で見ると世界の経済は少しづつ良くなっていると考えられますが、リーマンショックなど景気が良くなったり、悪くなったりするのは循環変動と言えますね。
傾向変動は、長期的に見て上昇傾向か下降傾向か?と考えていましたが、循環変動ではそれらの増減を一つのサイクルとして捉えています。
季節変動(シーズナル)
季節変動は、季節ごとに繰り返される変化を指します。
アイスやビールの売上で考えると、やはり夏が一番売上が良くなりますよね。一方で冬には鍋の食材が多く買われる気がします。
このように、1年を周期として変化を見ています。
不規則変動(ノイズ)
不規則変動は、先に紹介した3つの変動以外の説明が出来ない短期的な変化を指します。
例えば、地震や洪水などの自然災害、会社の不祥事などの株価大暴落などが挙げられます。
こんなの予測できませんね!
まとめ
この4つの変動要因は、統計検定や時系列データ分析にはとても重要です。
忘れずに一緒に覚えておきましょう!
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